「ったく、あのチーム容赦なさすぎやろ」
「あ゛ー……クッソ!!」

とうとう抑えきれない怒りが爆発したのか、阿含がベンチを蹴り壊した。なまえが慌てて止めに入るが、押し退けられ更に暴れる。
流石のこれはまずい、と周りの一軍が止めに入る。

「なんやねんもう犬か!!首輪付けたるわ!」

そう言うとなまえは道着の帯を解き阿含を縛りにかかった。阿含の首を絞めそうな勢いのなまえを周りはなまえを押さえつけて止めた。
縛れても恐らくその帯は阿含の怪力によって千切られていただろう。二匹の猛獣を見て、仙洞田と雲水は頭を抱えた。

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