なんて綺麗に笑うのだろう。なんて愛しい人だろう。

「はやく…俺を律君でいっぱいにして」

ちゅう、とそのまま頬に口付けられて、僕は完全に陥落した。

「…はい」

少しずつ抽送を開始する。

「あっ…あ、んん、ふ、は…」
「ん…あっ、あっあっ、あ、きつ…ッ」

抜こうと腰を引けば寂しそうに吸い付いてくるし、奥に入ろうとすれば悦んで震えるし。彼のナカはどうにも気持ちが良すぎて困る。

「俺のナカ…っん、あぁぁっ気持ちいい、か…っ？」
「気持ちいいですよ…っふ、あ…んん…ッ」

はぁはぁと獣のような息を吐きながら、彼の顔の横に手をついた。快感に歪む表情がすぐ近くで見える。

腹の間には彼の屹立したペニスがとめどなく愛液を零しており、腰を揺する度ぬちゅぬちゅと音がした。

「あっあっ、ん、ふぁぁ！は、ん…ッ、あ、あ！」
「ん、ん…んっ、んくっ、う…」

歯を食いしばり、ヌルヌルになっている亮一さんのペニスにゆっくり触れた。

「ひ…ん！あぁぁっ！ちょ、うぁっん！両方はむりだってぇぇ…！！あっあっぁぁぁ！」
「あぁ…ッ！」

くそう。予想はしてたけどめちゃくちゃ締まる。思わずかん高い声が漏れてしまった。

「ひぅぁぁぁっ！だめだっだめっ！あんっんっ手、手はなしてくれっ！あっあっあっ！くっ、あ、やぁぁっ！」
「亮一さんのここ…えっちなお汁でヌルヌルですね…っ、ふ…」
「いやだいやだ言うな…ッは、はずかしいから！あ！うはぁぁぁ…んっ！」

ぐりっ

次々に先走りを垂らす穴。そこを塞ぐように指で押さえれば、彼が仰け反って喘ぐ。シーツをぐしゃぐしゃに掴んで涙を零すその姿を見ていると、心臓がドキドキしてどうしようもなくなってしまった。

「も…っはぁ、あ、りつくん、キスして…っあぁっ！キスしたい…！」

亮一さんやばい。

「んぅ、あ、んん…ッ！んっ！ん゛ーっ！」

言われた通りに口を塞ぐ。噛み付くみたいに激しく。僕のキスは決して上手とは言えないし、むしろ稚拙だ。だけど亮一さんは嬉しそうに舌を絡めて声を漏らした。

「はぁ…亮一さん、亮一さん…ッ」
「んぁっ！あ、あっあっあっ！ひぐっ、あっあ、ん…？」
「っふふ、丸見えですね…ん、くぁ…！」
「う、うそだろ…っあ、そんな…！」

必死になって奥を突きながら、彼の脚を両手で押さえる。大きく開脚させて上からぐぐっと力を込めれば、お尻が浮き上がって繋がったところがよく見えた。

繰り返されるピストンのせいで、穴の縁の液体が泡立っている。ぐじゅぐじゅにとろけたそこは、精液を搾り取ろうと僕のモノを刺激した。

「あぁぁっ、こ、な格好…いっあんっ！あ、あ、ちょ、はげし…！」
「ん゛っ、あ、あぁっ、ふ、うぅっ、はぁぁっ！」
「あぁぁっ！りつく…っ、おれ、また、またぁ…ッ！」

上からばちゅんばちゅんと突き回していると、亮一さんがぴくぴくと痙攣し始める。

「いいですよ…っ、僕も、も、出ますからぁ…っ、ふん、んんっ、ぁ」
「中に、くれっ！あっ、律く、の精液が欲しい…っ！あぁんッ！」
「わか…っわかりました、出します、あぁっもうダメ…ッ！」

脱力してしまいそうな身体。力を振り絞って最後のヒトツキ。抜けそうな程ギリギリまで引き抜いた後、入口の浅いところから奥深くまで抉るようにごりごり擦っていく。

「い、く…ッ！あぁぁぁっ！」
「ふぁっ！あっんんんんん！」

激しい快感に耐えられるはずもなく、同時に白濁を飛ばした。

「く、はぁ…あ、まだ…」
「ごめ、なさ…我慢してたから、中々おさまんない…」

びゅるびゅると長い長い射精を続ける僕に、亮一さんはうっとりした顔で抱きついてくる。

「もう一回しよう」
「え」
「足りない…まだ、いっぱい欲しい…律君、お願いだ」

お尻を押し付けられ、びっくりして腰が引けた。くちゅ、と小さく水音が鳴る。

「ん、ふ…っ、お願い、俺、俺…」
「…もう」

そんな声でねだられたら、断れるはずないじゃないですか。

「あっ…律君…」
「何回でも、貴方の好きなだけどうぞ」

もう一度ベッドに身体を埋めながら、僕は笑う。

何度でも、何時間でも。

どうか僕に愛させてください。片時も離れていたくない。それくらい貴方が好きだから。

prev / next

[ top｜mokuji ]