▼ 07
「濡れてるな」
「ひぃっん、は、うっ」
先走りでぐちゃぐちゃになったペニス。少し触れただけで悲鳴のような声を上げる律君。
スカートというのはいろいろ都合がいいものだ。すぐにいろんな部分に触れられる。ぺらりと軽くその裾をめくって、桃のようなその尻を揉みこんだ。
「やぁっ、お尻、もまないでぇっ…んっん」
「気持ちいいだろ?」
「あぁうっん!ひやぁっ、あ、いっちゃうう!」
前と後ろを同時に弄り回す。性器の先端に指をねじ込み、お尻の穴の淵を軽くなぞれば、彼はひいひい言いながら俺の肩に頭を擦りつけた。
「んんんぅ…あっあっ、はぁっん!」
「もうイくのか」
「んっ、イきます…イかせてくださいぃ…」
なんだそれ。可愛すぎるだろ。
「あっ、あぁぁっ、それ…いく!いくぅぅっ!」
ペニスを握りこみ、根元から先まで一気に扱き上げる。その瞬間、足を限界までピンと張りつめ、律君は射精した。手にびしゃびしゃと精液がかかる。
「はぁ、は…う…」
余韻の残る溶けた表情。胸が呼吸のたびに上下している。激しい絶頂を迎えたにもかかわらず、彼の性器は依然として芯を持ったままだ。
そして俺も、目の前で痴態を見せつけられてすっかり興奮しきっている。
正直もう限界だった。早く、早く彼のこれを入れてほしい。尻の穴がヒクヒク疼いて仕方ない。
「ん…」
手にかかった精液を自分の穴に塗り込める。つぷりと指を少し潜り込ませると、熱い吐息が無意識に零れた。
耐え切れずにズボンもパンツも全て脱ぎ去ってしまう。律君が目を丸くしてその光景を見つめた。
あぁ、その表情。すごくいい。すごく、そそる。
「看護婦さ…っん、俺に、お注射してくれませんか?」
「注射?」
「そう…ここに、看護婦さんのお薬を、注入して」
「あっ、う」
指を出入りさせているところを見せつけると、彼は困ったように視線を彷徨わせる。こんなことをしている俺は自分でも変態だと思うが、気持ちいいのだから仕方ない。
華奢な身体を押し倒し、その上に跨る。すっかり復活しているペニスを穴に添え、少しずつ腰を落としていった。
「いいですよね?」
「あっあっ、熱…」
「ほら、入っちゃいますよ」
「んん…お注射、いたいですよう…」
「痛くないです。看護婦さんのお汁で、濡れてるから…あぁっ」
「ひやぁぁっ、そ、な、一気に…っ」
ずぶちゅんっと酷い音がして、完全に奥まで入ってしまう。俺に跨られて動けない律君が、快感から逃れるために何度もシーツを足で蹴った。
「えっちな看護婦さん…ッあ、動き、ますよ…んぁ、は、う」
「あっんん!もっと、ゆっくりぃっ」
「ふ、ふ、むりです、とめられない…やぁぁっ」
彼の膝を掴み、腰を上下させる。自分のイイトコロに擦れるように好き勝手に動いた。時折わざと内壁を締め付けると、彼の形を感じることが出来てとてもイイ。
スカートがずり上がってしまったせいで、白いお腹が丸見えだ。そこに自分のモノを擦り付けて汚す。
「俺の中で、びくびく…ッしてますね」
「だってだってっ、はうっ、きもちいっ、いい、いいよぉ!」
「これは治療なんだから、気持ちよくなっちゃ、だめなんです…よっ」
「ひぃっ…しめつけないでぇっ」
「んふふ」
あぁ、可愛い。やはり彼には女装が似合う。こんな可愛くて淫乱な看護婦さんは、世界中どこを探してもきっと律君だけだ。
そしてそんな彼に欲情するのも、俺一人だけでいい。
「好きだよ、律君」
快楽で霞みそうな視界で、精一杯の優しい笑みを向ける。
好きだ、好きだ。どうしようもないくらい、俺は君に溺れてる。
「あぁぁっん、りょういちさ…っ」
ぶわ、と中に生暖かいものが広がる感覚。
prev / next