僕の秘密と君の罠 | ナノ


▼ 02

青ざめる僕に、亮一さんは逆に頬を赤くした。

「昨日の律君は…あれは、やばかった」
「何したんですか!?」
「聞きたい?」
「はい…っうわ」

ぐいっと首を引き寄せられ、すぐ近くで怪しい微笑みが見える。

「じゃあ、もう一回イかせてくれ」
「何がじゃあなんですか…うあっ、ん、ちょっと、やめてください!」
「っん、言っとくけど誘ったのは君だからな」

きゅっと穴を締め付けられて、全身に快感が走った。くそう、こんなときまで気持ちよさを貪ろうとしなくてもいいじゃないか、僕の身体。

おまけに彼のお尻から白濁が溢れてくるのが見える。ま、まさかこれは僕の…。

「俺のここは律君のものだから、当然この精液は君が出したことになるな」
「そんな…!」
「あとでじっくりたっぷり昨日の様子を教えてあげるから、はやく」

はやくって言われても!何が何だか分からない!

「…はぁ…ッ」
「おねがい、律君」

動いてもいないのに蠢く内壁に、自然に溜息が零れる。

出したい、という思いが頭の中を支配した。やっぱり僕は流されやすいのかもしれない。

亮一さんの綺麗な唇がふるりと震えて、僕は無意識のうちにそれを塞ぐ。

彼には人を欲情させる能力でもあるのだろうか。なんていうか…溺れるように引きずり込まれていく感覚。

「ん、んぅ、あ、りつ、く」
「は…亮一、さ…」
「ああっ!」

彼の身体を組み敷いて、ゆっくり動きを開始させる。

「んふっ、律くん、ナース服、かわい…ひぁっ」
「やめてくださ…ッ、あっ、んん!」

そうだった。僕は今かなり間抜けな格好をしているんだった。

あまり考えたくはないので、ただひたすら彼のイイトコロを目がけて腰を動かした。

「あぁぁっ、は、やぁっ…」
「んぁっ!?」

亮一さんが突かれながら僕の胸に手を伸ばす。そして服の上からでも分かるほど主張している乳首を、指で強く強くつまんだ。

「おっぱい、あんっ、いやらしいなッ」
「や、いやらしくなんか…はうっん」

きゅっきゅと小刻みに力を込められ、その度に身体がぴくぴく痙攣する。溶けてしまいそう。

僕は女じゃないし、おっぱいなんてあるはずがないのに…気持ちがいい、とか。ありえない。

「亮一さぁん…あ、ちくび、やです…あぁぁっ」

これ以上されたら絶対イく。だからやめてください。

そんな思いで彼の顔を見下ろした瞬間、ナカがめちゃくちゃに締まった。目をつぶって必死に射精をやり過ごす。

「ふぁ、その顔、えろすぎだ…っあ、もう、いく、いく」
「んっんっんっ、あぁっ、僕も、いく、いっちゃう」

ぐちっぐちっと穴を掻き回すと、白い液体が押し出されシーツにとろとろ流れていった。

その光景はひどく淫猥で、僕の視界を犯して興奮させる。もっともっともっと。この熱を吐き出して、このまま彼の中で混ざり合わせたい。

「ひぃやぁぁっ、にぎっ…にぎらないでぇっ」

突き上げに合わせて揺れる彼のペニスを握ると、背中を反らして嬌声をあげた。滲み出る液を先端に塗り込めれば、反抗するように再び乳首をつねられる。

「いやあっ、それ、だめっだめだめだめ!ちくび、やぁぁっ」
「あぁ、りつくんの…おっきく、なったっ、はぁっん」
「もう出していいですか、あぁっ、も、出ますからぁっ」
「んん、いい、いいよっ、だして、だして!」

ごりごり内壁を擦りあげた瞬間、尿道口がくぱっと開く感覚がした。精液が駆け上がってくる。

「りょういちさ…んあぁぁぁっ」
「ひ、あ、あぁっ、あつい、あついぃっ」

彼の長い足が腰に巻き付いてきた。最奥まで押し込められ、耐え切れずに中に勢いよく射精する。その衝撃で彼のペニスからも白濁が飛んだ。

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