【400年前転生設定】

ぬらりひょんの孫の400年前転生話!
麻衣ちゃんはぬら孫にハマッているごく普通の女の子。
「ヤバイ、夜のリクオカッコイイ!でも一番好きなのは400年前のぬらりひょんだよ、何あれ反則!!!」とかちょっとおかしいテンションの時もあったけど、基本は普通。
「あ〜でも400年前のぬらりひょんと珱姫のカプにはグッとくる・・・えっ?はじめてじゃない?原作CPをここまで素直にプッシュ出きるのって!」とかサイト漁りする時もあったけど、基本害の無い普通の子。
「はぁ〜〜〜でもやっぱりカッコイイ、もうトリップしたい、生で見たいよ400年前のぬらりひょん・・・」とか思っちゃってたりするけど、やはり麻衣ちゃんは普通の女の子。
そんな麻衣ちゃんはある日呆気なくお亡くなりになってしまい、気付けば赤ん坊として新しい人生を歩むことになっていました。
・・・・・・前世の記憶付で。

「あっれ〜?普通生まれ変わったら前の記憶とかなくなるもんじゃないの?
てか聞こえてくる単語が妙に古めかしいんですけど・・・」

そう疑問に思いつつも、麻衣ちゃん今の所は特に支障は無いと考える事を放棄。
変な所で大雑把な子です。
でも目が見えるようになってさすがに「周りの人間の服装が着物とかおかしくね?」とか思いつつも、「まぁ同じ時代に生まれ変わるばっかりじゃないよね!」と思考を強制終了。
しかしそれから2年と少し経った頃に生まれた妹の名前を聞いて驚愕。

(珱姫って、まさかあの珱姫?!ぬら孫の?!
京都一と謳われる絶世の美女が私の妹?!
てかここならぬら孫の世界かよ!
えっ?つまり転生?
ちょっと待ってよ、どうせならトリップしたかったんですけど!!!

はい、麻衣ちゃん珱姫の2つ年上のお姉さんに転生してしまいました。
でも混乱もパニックも始めだけ。
前世で心をガシッと掴まれたぬらりひょんと珱姫二人の展開をこの目で見れるかもしれないと思うだけでニヤニヤが止まりません。
早く時間経て、400年前の時間軸に追いつけと日々を過ごし始めます。
しかし「姉上様!」と無邪気に懐いてくる幼い珱姫にノックダウン・・・
5歳になる頃にはすっかり姉馬鹿状態で、珱姫が可愛くて可愛くて可愛くて仕方がなくなります。
正直ぬらりひょんには勿体無いんじゃないの?とか思っちゃうくらいには重度の姉馬鹿になってしまいます。
そして珱姫もまた麻衣ちゃんによく懐いて、誰がどう見ても仲のいい姉妹に育ちます。
でも珱姫がどんな難病も治してしまう不思議な力を使え始めてからは、お金儲けを企む父によって珱姫は外出もままならなくなってしまい・・・
そんな父に腹を立てつつも、麻衣ちゃんは珱姫のために外の様子を毎日伝えてあげます。
そして貧しい人達の病気を治してあげられないと悲しむ珱姫の代わりに、本で得た薬草の知識や前世からの記憶を頼りに看病や生活の手助けなんかもして回ります。
おかげで町の人からは姫様と慕われるわ、子供達からは懐かれるわでけっこう充実した毎日を過ごせてウキウキです。





しかしそんなある日、少し帰りの遅くなった麻衣ちゃんは生き肝信仰の妖に襲われそうになります。
可愛い妹が帰りを待っているというのにこんな所で死ねるかと走って逃げる麻衣ちゃん。
でもすぐに疲れは来るし、曲がった道がまずくて行き止まりに・・・
あ、ヤバイ、これはさすがにヤバイ・・・と振り返ればそこまで迫っている妖の姿。
これがまだ400年前のぬらりひょんやリクオ、首無ぐらいカッコイイ妖ならいいけどこんな不気味な妖とか絶対に嫌!あぁ、でも可愛い珱が待ってるんだからやっぱり死ぬとかありえないから!!!ってな状態の麻衣ちゃん。
でも逃げ道も無くて助けも無い。
もうダメだって思いつつも迫り来る妖に向かって「止まって!」と叫びます。
すると本当に止まる妖。
あれ?何で?なんて思う麻衣ちゃんの前で、妖も本意ではないらしく必死な形相で動こうとしているもののピクリとも動けません。
よく分からないけどこれはチャンス!
そのまま「消えて」と呟けば、風化するように消えていく妖。
はい、麻衣ちゃんも珱姫がどんな難病も治してしまう不思議な力を使えるように言霊に力をのせる事が出来るようになりました。
でもこれは何でも言えばその通りになるわけではありません。
大病を患っている相手に「治れ」と言っても完全に治るわけではなく、治るように体の機能が上がるくらいかな?
小さな傷程度なら治りますが、大きな傷だと治るまでやはり時間がかかります。
でもそれは人間相手なだけであって、妖相手ならけっこうすぐに治っちゃったりもします。
たぶん言霊の影響を人間よりも妖の方が受けやすいため。
でもそのおかげで低級の妖にまで懐かれ始める麻衣ちゃん。
付喪神辺りには治療とかの手助けとかもしてもらえるし、ちっちゃくて可愛いから麻衣ちゃんも可愛がります。
でも出来るだけ言霊の力は使わないように気をつけます。
自分にまで特別な力があるとバレれば、誰が珱姫に外の出来事を伝えたりお土産を渡すんだとやはり父親に対してご立腹。
それでもどうしても言霊を使わなければ危ない人や、襲ってくる妖相手には別。
特に妖相手には突然襲ってくることもあり、「縛」(ばく)で動きを封じ、「滅」(めつ)で消滅させるというスタンスを確立。
言霊のコントロールにも慣れ、意識して探れば妖が近くにいるかどうかまで分かるようになり麻衣ちゃん順風満帆状態です。





しかしある日、子供達と遊んであげて家まで送っている時にあるモノが目に映って思わず静止&凝視。

(えっ?ちょっと待って、えっ?!あれってもしかして・・・・ぬらりひょん?!

まだ夕暮れ前の頃合だというのに、道の向こう側から人間達に混じりながらひょいひょいと店先を覗き込んでいるぬらりひょんの姿。
畏れ発動中なのか、周りの人達はぬらりひょんが見えないらしく素通り。

(わぁ〜生ぬらりひょんだぁ〜〜〜。
って違う!何で私見えるの?!何でぬらりひょんの事見えてんの私?!
って、ちょっと待て!
えっ?ぬらりひょんが京にいるって事はそろそろ400年前の時間軸突入?!
まっまさかもう私の可愛い珱は押し倒されちゃったの?!
いやいやいや、今朝会った時は普通だったし珱が私に隠し事とかするわけないし・・・
えっ?しないよね?しないよね?
あぁぁ、でも『私の珱』とか言っちゃってるけどそれももう終わっちゃうの?!
ぬらりひょんのものになっちゃうの?!
あぁぁぁぁぁそんな事許しませんよ私は!!!
くぅぅぅぅぅ、でも珱の幸せを考えるならそれも致し方ないのかぁ!!!!)

はい、そんな感じで麻衣ちゃんの脳内が大変な事になっている間もぬらりひょんのこと凝視。
するとさすがに視線に気付いたのか、思いっきり視線が合っちゃいます。
ヤバッと即座に視線を逸らして子供達に「ごめんね、ちょっとぼぉ〜っとしてたわ。早くお家に帰りましょうね」なんて言いつつその場を離れますが、ジ〜〜〜と視線を感じます。
穴が開くんじゃないかってほどの視線を感じます。
子供達に笑顔向けて「今度遊ぶ時は小川の方に行ってみましょうね」何て言って意識逸らしてみるけど内心汗ダラダラです。
そのうち不審そうな顔で横にぬらりひょんが並んで歩き始めても無視。
私は何も見えてません、見えるわけありません状態で子供達のみに視線を向けます。
例え視線の先でヒラヒラと手を振られても、例え目の前に顔を突き出されても意地でも反応せずに子供達をそれぞれの家に送り届けます。
最後の一人を送り終える頃にはさすがにぬらりひょんも視界に入る位置にはいなくなっていました。

(・・・こっここで辺りを窺っても別に不自然じゃないよね?
さぁこれから自分の家に帰るぞって所で辺りの様子を一応見るのって普通よね?)

麻衣ちゃん内心ビクビクしつつもそ〜っと辺りへと視線を向けます。
いない。
一応意識して探ってみるも、近くに妖は1匹もいないっぽい。
ここで麻衣ちゃんようやく安堵の息を吐きます。

(あ〜〜〜よかった、やっと諦めた・・・
ほんと顔覗き込んできたきた時はどうしようかと思った。
あんないい顔近づけてくるんだもん、心臓止まるかと思った)

ぬらりひょんは珱姫の相手。
自分があまり関わり過ぎるのはよくないだろうと、これからももし出会っても気付かれないよう無視しようと麻衣ちゃんは心に決めます。
でも出来れば二人の恋の進展は傍観したいなぁ、なんて考えつつ麻衣ちゃん家へと歩き始めて暫く経った頃・・・

(・・・ヤバイ、何か来る)

生き肝信仰の妖が近付いてくるのに気付いた麻衣ちゃん。
人気が無いのを確かめてから妖の方角へと視線を向けて足を止め、相手が視界に入った瞬間に「縛」。
相手が間違いなく自分を狙ってきた生き肝信仰の妖だと確認後「滅」。
最近多いなぁ〜、なんて思いつつ今度こそ家に帰ろうと足を進めて角を曲がった瞬間思わず麻衣ちゃん叫んで飛び退きます。

「やっぱりわしが見えとるんじゃな」

どこかムスッとした顔のぬらりひょん登場。
しかし麻衣ちゃんそれどころではありません。
あらゆる意味で心臓バクバクです。
本気でビックリした、いきなり出てくんな馬鹿!ぐらいは思っちゃいます。
しかしぬらりひょんも不機嫌です。
あれだけ自分の事を無視しやがってとご立腹。
顔も良い、百鬼夜行を率いる実力もあると、女性には不自由したことの無いぬらりひょん。
正直麻衣ちゃんの態度は屈辱的。
でも新鮮で好奇心は擽られます。

「おまえ、なんじゃ?」
「・・・人間です。普通の」
「普通の人間の目にはわしは映らん」
「・・・ではたまたまあなた様の事が見えてしまっている極普通の平凡な人間です。どうぞお気遣い無く」
「ほぉ、近頃の極普通の平凡な人間の娘は妖を退治できるのか?」
「・・・・・どこから見てらしたんですか?」
「ずっとじゃ。ずっとおまえの後をつけておった」
「えぇっ?!」

どうやら麻衣ちゃん、畏れ発動中のぬらりひょんは見えても気配までは感知できないらしく隠れてつけられているのには気付けませんでした。
せっかく頑張って無視したのにあの緊張感返せ、こんな疲れいらない状態の麻衣ちゃん。
でもその後もぬらりひょんのペースで物事は進んでいってしまいます。

「わしはぬらりひょん。百鬼夜行を率いり、魑魅魍魎の主となる男じゃ」
「そうですか。それは大変ですね、頑張って下さい。
ここで私は失礼しますが応援だけはしておりますのでどうぞ私の事は綺麗に忘れて思い出さないで下さ
「なんじゃ、近頃の人間の娘は礼儀もなっとらんのか?
相手にだけ名乗らせるとは・・・」

私から名前を聞いたわけじゃないんですけど!っと思いながらも仕方なく麻衣ちゃんも自己紹介。
正直この場で言っておかないと家までついてきそうなぬらりひょんから早く開放されたかったもよう・・・
「またな」と去るぬらりひょんに「もう会いたくない」と思う麻衣ちゃん。
でもそんな麻衣ちゃんの願いも虚しく、これから度々とぬらりひょんに遭遇することになります・・・・





はい、そんな二人の出会い編。
まぁそれからの流れは在り来たり。
何だかんだ言いつつ、ぬらりひょんに会ううちに好きになっていく麻衣ちゃん。
でもぬらりひょんは珱姫と祝言あげるわけだし私絶望的だよね、って言うか邪魔だよね私・・・と素直になれない麻衣ちゃん。
一方ぬらりひょんは人間ばかりか付喪神達とも仲の良い麻衣ちゃんにますます興味津々。
でも麻衣ちゃんの事を知れば知るほど、自分との間に壁を作ろうとしているのに気付いたりして苛々・・・
困った事あっても自分を頼らないし、口を開けば珱姫の事ばかり。
特に麻衣ちゃんの事が好きだと自覚してからは半ばお互い喧嘩腰。

「わしが知りたいのはおまえのことじゃ!」
私の事知ったって一文の得にもなりません!
それより珱は京一と謳われるほどの絶世の美女なんですよ?
ぬらりひょんさん美人好きでしょう?
泣かせないって誓えるなら任せる事も視野にいれますから、会いに行かれてはどうですか?」

はい、そんな感じでお互いうまくいかないと苛々。
ぬらりひょんなんて苛々し過ぎて強引になってきます。
わしの妾になれ、いやもうわしと夫婦になれ、むしろわしの子を産め状態。
珱がいるっていうのに何て奴と、麻衣ちゃんも意地になって頷きません。
しかし当の珱姫はぬらりひょんと知り合いになった後も「妖様は本当に姉上様の事を想ってらっしゃるんですね」とか言っちゃって惚れる気配ゼロ。
結局押しの強いぬらりひょんに負けて、麻衣ちゃんは条件付きで了承します。
1つは生き肝信仰の妖から珱姫を守ること。
もう1つは妖怪の総大将、魑魅魍魎の主になること。
ぬらりひょんは即行了承。
しかしやっとこれで麻衣ちゃんとイチャイチャ出来ると思った矢先に、麻衣ちゃんは珱姫と共に大阪城の羽衣狐の元へ・・・





はい、そんな感じで400年前の原作へ突入。
無事麻衣ちゃんを救出後は江戸に帰って祝言あげるんじゃないですかね?
何故人間の娘なんかと・・・なんて反対気味だった妖も麻衣ちゃんの言霊の力を見れば認めざるを得ない。
それでも不満があった奴らも、出入りから帰ったら屋敷前にズラリと並んだ石化された他所の島の妖の姿を見て絶句。
麻衣ちゃん曰く「ぬらりひょんさんは留守だからとお帰り願ったんですが、おとなしく引いては下さらなくて致し方なく・・・・・あっ、お話されるなら元に戻しますがどうします?必要なければ滅するか、このまま砕いて裏の山にでも撒いてしまいましょうか」と笑顔。
この時点で反対者はゼロになったとか・・・





え〜っと、ちなみに管理人のぬら孫知識はほぼアニメから
アニメは真面目に全部見たよ( ̄▽ ̄)
後は400年前のぬらりひょんの話を漫画の試し読みでで前半だけ・・・
いやもう400年前のぬらりひょんのカッコ良さには打ち抜かれた・・・
それまでは夜のリクオが好きだったんだけどなぁ、ありゃ反則だ ̄q ̄
後は素敵サイト様を巡りに巡って得た知識のみですね
だから設定間違ってたり無理あっても毎度の如くスルーして下さいね!



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