陰のにおう女
欠乏症候群
持たざるものの憂鬱
いつの日か孤独が蠱毒となって
衝動喪失
盲目なる夢を渡りたい
モラトリアムの仮面
掌のやさしさが捨てられない
名も知らぬ孤独に抱かれて
その瘡蓋(かさぶた)が怪物を生む前に
マイノリティの心臓
終焉を飼い慣らせ

けがれたあたしの身体でなんの愛をかたれたというのか

選ばれし孤独を刃に代えて
影をまとう女はお嫌いですか
白く柔くあの底で待っています

孤独と迎える最期なら、残った温もりなんて邪魔なだけなの。(ならばなぜ涙が出るの)

侘しさすべて力に変えるのよ

お持ち帰り




BackNextIndexHP top

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -