長編 | ナノ

 黄金さんとご対面ー

「アテナ様!こちらにアフロディーテ様の小宇宙の気配が…」

新しい人物が現れた
仮面をつけてて顔はわからなかったけれど喋り方で歳くってるなと感じる

「はい、此処に。」

「おおっ!!貴女がアフロディーテ様!」

その仮面男はあたしを見て喜び
あたしの所まで来て 騎士がお姫様にするみたいに手を取り 甲に口づけた

「なななななっ!?」

あたしは、びっくりして手を引いた
昔はされて当たり前的なとこあったけど、何度か転生してあたしも変わった しかも、あたしが今さっき居たとこじゃこんなことしないし!

「ふふ…教皇。今のアフロディーテは神話とはちょっと違うみたい」

「左様でございますか!しかし、美しさは変わっておらぬのでは??アテナ様も美しいですがアフロディーテ様の美しさは素晴らしい!」

わおっ!仮面つけてるからわからないけど目がハートになってね?
ってかど〜みてもサーシャのが美しいわ!
なに?あれか?あたしが居た世界と美しさの規準が違うのか??

「いやいや!美しくないし!」

「またまた、ご謙遜を…お逢いできて光栄でございます。そして、御無事で何よりでございます。」

「アフロディーテをサンクチュアリに住まわせようと思います。」

「はっ!では、すぐに用意させましょう」

「お願いします。明日、黄金聖闘士を集めアフロディーテを護るよう伝えます。」

「はっ!では、私はこれで…失礼致します。」

「さっ、名。今日は、疲れたでしょう。休まれたらいかがです?」

「ん?んんー。お言葉に甘えてそうする。」

その日は、サーシャのいう通りに早めに眠りについた。




―――――翌朝




「名!名!」

誰だー?あたしの眠りを妨げんのは?

「あと五分…」

「駄目です!早く支度しないと格好いい方々に会えませんよ?」

格好いい方々?
格好いい…
イケメン…か?
イケメン…。

「イケメンっ!!!!」

一気に目が覚める 横を向くとサーシャが笑ってる

「効果てきめんですね(笑)」

そりゃー、イケメン嫌いな女はおらんでしょうよ??
しっかし、ニカッと笑う顔がめちゃくちゃ可愛い!
この子の方が美の女神じゃないかと思うんだけど…
あたしが美の女神。。うーん。おかしい。

「名!聞いてますか?名!」

「え?あぁ!いや聞いてません。」

ヤバイヤバイ…
ちょっと物思いにふけってた
ごめんよサーシャ!

「もう一度言いますね?今日は、このサンクチュアリや世界を守り私達女神を助けてくれる黄金聖闘士達をご紹介しますね。」


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