年下夢主がお風呂上がりの髪の毛下ろした仗助くんに色んなところを舐められるR18
東方先輩は、私のヒーローだ。
格好良くて頼りになって、ちょっと意地悪だけど、すごく優しい。
「なぁ、ななこちゃん。…うちに泊まりに来ねえ?」
「…おうちのひとは、大丈夫なんですか?」
「んー、今度仕事でいない日があっからよォー…ななこちゃんご飯作ってよ。」
だからこの誘いの時も、二つ返事で了承した。友人からは、きゃー!不純異性交遊!なんてからかわれたけど、まぁ事実だから仕方ない。
*****
「おじゃましまーす。」
「…いらっしゃい、ななこちゃん。」
別に何か期待しているとかそういうのではない(と言ってる時点で言い訳な気もする)けど、いつも先輩の家に行く時と同じようにシャワーを浴びて身支度をしてから、食材の買い物に出かけた。買い物袋と着替えの入ったバッグを提げて先輩の家に行くと、先輩は普段の学ランじゃあなくて私服を着ていた。見慣れない姿に心臓が鳴る。
「おー、マジで作ってくれるんだ。」
「…上手くできるかわかんないけど…」
料理なんて殆どしないから、お泊りの話をもらってから家で練習をした。男性の心を掴むには家庭料理だ、なんてどこかの雑誌が特集していたので見栄えがそこそこで簡単なメニューを作ることにする。豚肉の生姜焼き、ほうれん草の胡麻和えに、ごはんとお味噌汁。
練習の甲斐あって、キャベツはちゃあんと千切りに出来たし、そこそこちゃんとした食卓になったな、と自画自賛。
「すげー、ななこちゃんいいお嫁さんになれるぜ!」
東方先輩がもらってくれますか?…とは聞けなかったけど、すごく嬉しかった。
*****
そうして仲良くご飯を食べて、先輩はお風呂に入ってくる、と部屋を出て行った。一緒に入る?なんてからかわれたって、頷く勇気はない。
洗い物を終えてリビングで寛いでいると、緊張が解けたせいか睡魔が襲ってきた。
「…疲れちゃった。やっぱり緊張してたのかな…」
おうちにお邪魔するのも大分慣れたけれど、やっぱりご飯を作ってお泊りとなると緊張していたらしい。先輩がお風呂を上がるまで、とテーブルに突っ伏した。どれくらい時間が経ったのか、私がうとうとしているとドタドタと足音が近付いてきた。顔を上げようとしたのだけれど、身体は言うことを聞かない。
「…ななこちゃん?…寝ちまったの?」
そっと髪を撫でる手が心地いい。返事をしない私を見た先輩は柔らかな溜息をついて、まるで宝物を扱うかのようにそっと抱き上げた。びくりと跳ねそうになる身体を必死で抑えて寝たふりをする私。先輩は私が起きていることに気付いていないようで、そっとベッドまで運んでくれた。
ちゅ、と頬に唇が寄せられる。首筋に濡れた髪が触れてくすぐったい。目を開けるべきか否か悩んでいると、優しい声が降ってきた。
「…なぁ、起きてんだろ?」
バレていたことが恥ずかしくて目を開けられないでいると、先輩は私の首筋にべろりと舌を這わせた。
「…ぅひゃッ!」
「ホラやっぱり起きてた。…ななこちゃん、」
目を開けると濡れた髪を下ろした先輩がいて、心臓が騒がしく音を立てた。普段の髪型だってもちろん格好いいのだけれど、髪を下ろすとまるで別人みたいだ。
「…か、っこいい…」
「サンキュ。…でも、こんなの見せんのななこちゃんにだけな?」
溜息のように言葉を零すと、先輩は耳元に唇を寄せながら「俺がせっかく特別扱いしてんのに寝たふりとか…。嘘は良くないっスよ。」と先輩は言った。それから何か気付いたのか、合点がいったという風に頷いて楽しげに「もしかして、お姫様だっこされたかった?」なんて笑った。
「…びっくりしたけど…嬉しかった…」
真っ赤になりながら精一杯声を出すと、彼は「じゃあ今度はさ、俺のしたいことさせて?」なんて言うから、思わず頷いてしまう。
「…拒否権ナシな。」
なんて楽しげに言って唇の端を釣り上げる先輩は、餌を前に舌舐めずりする獣みたいな瞳をしていた。
*****
「ひゃっ、あ…やぁっ…ッん!や、ッ、やだやだぁっ…!」
「拒否権ナシって言ったろ?」
「っや、でも…ッやぁっ…」
何度も口付けを落としながらゆっくりと服を脱がされたまでは良かった。でも今目の前に広がる光景は、いつもと全然違う。私にはそれが理解出来ず、必死に身体を捩る。けれど足は先輩の大きな手にしっかりと掴まれていて逃げ出すことが出来ない。私の爪先はあろう事か彼の厚ぼったい唇に包まれている。舌の這う感触がくすぐったい。
「…ねぇ、逃げてないでこっち見てたら?」
その方が気持ちいいんじゃあねーの、なんて言われても、恥ずかしすぎて何が何だかわからない。東方先輩は、私の足から唇を離すとまるで忠誠を誓う騎士のように、足の甲に口付けた。それから掴んだ足を高く掲げて、アキレス腱辺りに噛み付いて、そのままふくらはぎへと唇を移動させていく。唾液に濡れた爪先が冷たいのに、ぬるつく舌はひどく熱い。
「やっ、う…ぁ、んんっ、くすぐったい…よぉ…ッ、」
「…じゃあ、別なとこにする?」
東方先輩は私の足をゆっくりとベッドに下ろし、溜息を吐く私を普段するように組み敷いた。てっきりいつも通り口付けが降ってくると思って瞳を閉じたのに、あろう事か顔を傾けられて耳の後ろを舐められた。
「ひゃあんッ!や、なっ…んで、そんなとこ…ッ…」
「…ココが一番、ななこちゃんの匂いすんの。」
「ぅあッ!…やぁっ、ん!」
そう言って彼はちゅう、とそこに吸いついた。ジリジリとした痛みで脳が揺れる。唇を離した先輩は満足げに微笑み、私はその笑顔でそこに印が付けられたことを知る。
「…かーわい。…食べちゃいたいくらい…」
「…ひっ、…やぁ…せんぱ、…食べないで…」
ざらりとした舌に頬を撫で上げられ、今から殺されて、本当に食べられてしまうんじゃあないかと喉が鳴る。怯える私の声を聞いた彼は「ジョーダンっスよ。」と笑った。
「…まぁ、舐めるのは止めてやんねーけど。」
シーツを掴む私の手を取って、指先から腕を舐めていく。日に当たらない二の腕の下まで辿り着くと、先輩はまたそこに吸い付いた。
「…っあ…!やぁっ…」
普段触られることなんてほとんど無い箇所を舌先が掠める度に、びくびくと震えてしまう。こんなの、変だよ。
「…ねぇななこちゃん、名前で呼んでよ。」
少しばかり唇を離してそう言うと、再び肌の上を先輩の舌が蠢く。まるで何か別の生き物が這っているかのように、てらてらと光る道筋を残しながら二の腕から脇を通って胸の横に。そこでまたちゅうっと肌を吸い上げ、脇腹に歯を立てた。
「ぅあ、じょ、うすけくんッ…」
固い歯が食い込んで痛いはずなのに、私の身体は痛みなんて感じていなかった。彼は私の声を聞いて満足げに笑うと、両手で私の足を勢い良く割り開いた。そうして鼻がくっついてしまいそうなほどに顔を寄せる。恥ずかしくて足を閉じようとしたのだけれど、どれだけ力を込めたところでビクともしなかった。
「…見てわかるくらい濡れてるけど、気持ち良かったの?」
「やぁッ、見ちゃやだ…恥ず、かし…」
「まだ触っても無いのに…」
吐息が掛かって身体が跳ねて、それだけで逃げ出したいほど恥ずかしい。先輩は小さく「すげー美味しそう」と呟くと、何のためらいもなく私の濡れそぼる襞に舌を這わせた。
「ひぁっ、やぁ、あ…ッん、ん…!」
びりびりとした刺激に、勝手に身体が跳ねる。私は唇を噛むこともせずに与えられる快楽を享受して、ただ馬鹿みたいに声を上げた。
「…あー…ほんっと可愛い。ホントはもっと味わってたいけど、も、限界。」
先輩は少しばかり上擦った声でそう言うと、べたつく口元を手の甲でぐい、と拭って己を宛てがう。そうして私をぎゅうっと抱き締めながら一気に貫いた。
「ああぁァッ…!ぅあ、あっ…」
「…ななこちゃん、舌…出して。」
言われるままに差し出した舌を絡め取られて、上からも下からも水音が聞こえる。恥ずかしくて耳を塞ぎたいけれど、広い背中にしがみつくだけで精一杯だった。
「…んっ、ぅ…はぁッ…ん、ふ…ッ…」
身体の中をぜんぶ掻き回されているみたいだ。目の前がチカチカしてうまく息ができない。仗助くんに侵食されて、私は私じゃあなくなってしまう。それでも零れる声は、浅ましく濡れる私の声だった。
「…すっげ、可愛い…ななこ…ッ、」
「ぅあ、ああっ、あッ!ひああぁっ…!」
何度も穿たれながらキスをされて、あっちもこっちもぐちゃぐちゃになって、訳がわからないまま私は彼をぎゅうっと締め付け、身体を震わせた。それとほとんど同時に仗助くんは腰を最奥まで突き入れ、長く吐精した。
中で跳ねる仗助くんに呼応するように腰がヒクつき、思わず声が出た。彼は荒い息を吐きながら私に覆い被さって、首筋にキスをする。呼吸の合間に、何度も何度も。
「…仗助くんっ…」
くすぐったくて非難の声を上げれば、彼は首筋をぺろりと舐め「…ななこちゃんの、味がするんスよ。」と言って幸せそうに笑った。
*****
「…お風呂…入りたい…」
「…えー。」
もーちょいこうしてたい。と簡単に抱き込まれ、身動きが取れない。舐められてべたべただし、汗だってかいたからお風呂に行きたいのに、大きな身体にのしかかられては抜け出すことはできない。
「…だって、なんであんなにあちこち舐め…ッや…!」
言い終わらないうちに頬を思いっきり舐められた。背筋がぞわぞわして、目の前の大きな胸を押し返す。先輩は楽しげに、あ、んじゃあお風呂の代わりに、俺がもっかい舐めてキレーにしてやるよ。と笑った。
20160515