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おまけ。
夢主死亡につきご注意。




後悔は、いつもぼくの後ろに立っている。
そうしてひっそりと泣きながら、ぼくの後ろを付いてくる。
あぁ、君にぴったりじゃあないか。
その笑顔は、君に良く似合う。とても。
君はいつだってそうやって笑っていた。
これからぼくが見つめ続けるであろう笑顔は、フレームの中、君の一瞬を切り取ったきり、動かない。
君としたいつかの会話を、ぼくはふと思い出す。今にも聞こえてきそうな、君の声を。

「先生はきっと好奇心で死ぬのね。先生らしくて、私は好き。」

「ぼくが死んだら、君はどうする?」

「先生、私に書いておいてもいいよ。『後を追って死ぬ』って。」

「…まさか」

そんなことしないさ、と言ったけれど、あの時もし君に何か書き記しておいたなら、君は死ななかったんじゃあないかとか、馬鹿みたいな考えが拭いきれない。
「後を追って死ぬ」と書いたら、一体どうやって死ぬのだろうか。そもそもぼくのスタンドは、誰かの……自分の、命を奪えるのだろうか。

「先生はきっと、好奇心で死ぬのね」

彼女の言葉がリフレインする。そうだ、ぼくはきっと好奇心で死ぬ。
彼女を失った絶望なんかでは、死ねないのだ。彼女がそう言ったから。それは、今ぼくが縋る希望であり、呪いだ。きっと。