喧嘩したら(一輝の場合)(小ネタ)
2022/03/15 09:49

大抵の場合は夢主が折れてくれる。
一輝の性格を把握している故の大人な対応。夢主が先に謝ることで一輝も自分の悪かった所を素直に謝れる。

「ごめんね一輝くん、」「いや……俺もムキになって悪かったから気にするな」「じゃあ仲直りだね、出来なかった分たくさんギュってしよ?」「ん゛んッ(俺の彼女が今日も可愛い!!!)」

厄介なのは完全に夢主が怒ってしまった場合(トレード・オフの菩薩夢主を怒らせるって、一輝どんだけヤバい事したんだよって感じですがそこはご都合で……)

最初は一輝も意地を張るが、三日どころか一日ももたない。最終的にころころと坂を転がり落ちるみたいに「俺、もしかして捨てられる……?」という最悪の妄想にたどり着いて見事に血の気が引く。

劣等感の強い一輝は自分が夢主と対等に“付き合っている”というよりも“付き合ってもらっている”という認識なので、何かあるとすぐ不安になる。
居ても立っても居られなくて、夢主の好きなケーキを持参して夢主宅に突撃。普段はちゃんと連絡するがそんな余裕はない。

(余談だが、ケーキ屋でケーキを購入している時の一輝が今にも倒れそうな顔をしているので店員さんには「き、気分悪いんですか?」とガチめに心配される)

夢主からしたら一輝の「ごめん」の一言があればそれで終わりなんだけど、土下座して縋り付いてでも許して貰う気で謝罪に臨む一輝(色々と重い)

何だかんだ一輝に甘々夢主なので、精神状態が体調にすぐ影響してしまう顔色真っ白でフラフラの一輝が訪ねてきた瞬間、どんなに怒っていたとしても許してしまう。

「一輝くんが持ってきてくれたケーキ一緒に食べよう」「……パニクって一個しか買ってねぇ」「じゃあ半分こだね。私が一輝くんにあーんってするよ、えへへ楽しみー」「――――」←彼女の尊さが限界突破で処理落ち思考停止する一輝少年。



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