※(あなたが)変態
ほわほわほわほわ、彼には本当に和ませられる。お花でも飛んでるのかってぐらい!チラリと横目で吹雪くんを見てみたら視線が交差して、思わず心が踊っちゃったのにその後にこりとはにかむ彼だからもうダブルパンチで心がエターナルブリザードしました。あれこの表現じゃ伝わらないかなぁ、まぁとにかくきゅんきゅんしまくったってことなのだ。
「なにそんなに見てるの?」
またまたにっこりと天使みたいな笑顔で首を傾げた彼にはきゅん死にしそうになったじゃないか、ああもう許されるものならば今すぐ服剥いで生まれたままの姿で貴方と合体した…げふんげふん!
素敵な天使パワーのせいで撃沈しそうな私の顔を自分の手のひらで覆えばちらりと指の隙間から吹雪くんを覗いてみても天使パワーはそのまま、急いで指の隙間を閉じましたとさ。
「ねぇ、なんで隠すの?」
またにっこりと笑顔になるものだから、逆らえられなくて恐る恐る口を開いて、声にした。
『吹雪くん、可愛いもん…』
「僕が?」
『うん、可愛い……』
なんだか告白してるみたいな、言葉は違うんだけどそんな気分になってしまい羞恥は倍増、どきどきしながらまた指の隙間からこんにちは、した時の吹雪くんの表情は歪んでいた、またいつもの可愛い笑顔でありがとう、って返ってくると予想してたのにこれじゃあ予想外。もしかして怒らせちゃったのだろう…な。そもそも彼は(仮にも)男の子だし可愛いだなんて失礼、って気付くのが遅すぎた、ガシリと可愛い顔に似合わず力強い腕力が私を捕まえる、吹雪くんとの距離は表せれない程迫って、迫って、迫って!
「もう可愛いだなんて言わないでね」
酸欠、しそうなキスを味わいました。
訂正、彼は格好いいです。
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HU BU KI !