セイシュンガハジマッタ、シュンカン














※前回に引き続き過去のお話です












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「おなまえちゃん、同じクラスなんだ。よろしくね!」

「チャニョル君!よろしく!」







神様は完全に私のミカタだと思った。まさか2年生のクラス替えでチャニョル君と一緒のクラスにしてくれるだなんて。ベクもチャニョル君に「おなまえのことよろしく」って言ってくれてたみたい。さっそく今日ビョン家に集合って。ベクにも相性よさそうな友達ができたんだと。





神様は私のミカタだと思っていたけれどチャニョル君はまた新しい彼女ができたみたいで休み時間の度に彼女に呼び出されてる。毎時間毎時間呼び出されるのに、友達と話が盛り上がってる時に呼び出されても嫌な顔しないで彼女のところに行くんだもん。…優しいんだなぁ。“チャニョルはお前らのこと好きになろうと努力してんのにさ”ってベクの言葉を思い出した。







「おなまえ!チャニョル!4限からサボって俺ん家行こうぜ!チェン連れてきた!」

「キム・ジョンデって言うんだ!よろしくっ!」







ベクが急にチェンと呼ばれるキム・ジョンデ君を連れてきた。ベクは彼女とおしゃべり中のチャニョル君に話しかけたため彼女の顔が少しむっとしてる。私とチャニョル君はもちろんオッケーをした。ベクが彼女さんに気を使って「彼女さんも俺ん家来る?」って聞いたけど彼女さんは行かないって。ベク嫌われたな。






先生に見つからないように学校を出てみんな自転車にまたがる。私はベクの後ろに飛び乗る。「コラ!お前らどこに行くんだ!」後ろから先生の声がして思わず振り返ろうとしたけどベクが「振り返ったらダメだ!」って叫ぶ。後ろから「お前ら!止まれ!」って声がするけど無視。全力で自転車を漕ぐ。







「    はぁ」






ビョン家に着くころにはみんな疲れ切ってた。チェン君と初めて会ったのに今ので絆生まれたっぽい。部屋にみんなで座って大声で笑う。ベクの後ろに乗ってただけの私は3人にジュースを出してあげる。







「最高にスリル満点だったなwwwww」

「楽しかったわwベクん家近くてよかったwwww」

「また抜け出そうなw明日は4人で怒られようwwww」








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