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ハッピービーンズデー 3
※雅、巴、魁、マレウス、シルバー、エペル、リリア、セベク 視点
「ふむ。ではどうするか・・・・・・」
「マレウス様、とりあえずコロシアムに向かってみるのはどうでしょう」
「それにしても、此処まで怪物チームを見ないとはな」
「この辺りは手薄なようですね」
「あっははは! ほれほれ、妾らを捕まえてみると良い!」
「鬼さんこちら、となあ? アハハハ!」
「貴様ら・・・・・・殺すッ!!」
「あの3人は違うゲームをしてはいないか?」
「・・・・・・」
* * *
「あはは! 鬼の形相で追いかけてくるぞ、魁」
「ふむ、さすがは雅。なかなか手強いなあ」
「にしても、そろそろ疲れてきたなあ」
「なに? おぬし、もう疲れ・・・・・・」
「おっと足がすべった」
「ふぎゃっ!?」
「おい魁! 何が足が滑ったじゃ! 突き落としてるではないか!!」
「よお、化け狐・・・・・・」
「・・・・・・ぅ・・・・・・ぁ・・・・・・」
「どうだ? さんざん俺を煽りに煽った気分は」
「・・・・・・そ、そのぉ・・・・・・」
「殺す」
「ヒィッ・・・・・・!?」
* * *
「ふむ。巴は捕まったか、なんとも呆気ない。アレでも神格化されておった妖なんだが・・・・・・」
「んー、どうすっかなあ。そこらでのんびりと・・・・・・」
「随分と余裕そうではないか、魁」
「うおっ!?」
「ククク、随分楽しそうに走り回っていたのう?」
「うわ・・・・・・そういやお前さんそっち側だったか」
「これは・・・・・・逃げるが吉!」
「おっと。わしがそう簡単に逃がすとでも思うたか。セベク、そっちへ向かったぞ!」
「はい! 魁様お覚悟を!!」
「と、セーフ・・・・・・」
「と、思うたか?」
「あー、もう。お主相手は手強いから嫌だ」
「クク、たまには良いじゃろう?」
* * *
「・・・・・・さて、どうするか」
「魁の野郎はあいつらに追われてたし、捕まってるだろうからな・・・・・・フゥ・・・・・・」
「あ?」
「げっ!? 雅さん・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・ふむ」
「・・・・・・ま、いいか。面倒だし」
「え・・・・・・っと、見逃された・・・・・・の、かな・・・・・・?」