Ears | ナノ


Ears


今朝も迎えに来てくれると連絡があった。
ディーノさんの方はいいのかな?
一応もてなさないといけないと思うんだけど。

マンションの一階で待っていたら、ツナ君とその他が来た。

月空≪おはよう!ツナ君!!≫
ツ「おはよう、月空ちゃん。
  何か獄寺君とハルがぶらぶらしてたら、オレん家来てさ〜 あと、山本も」
月空≪慕われてるのよ〜≫
ツ「そ、そうかな?」
獄「十代目ー!早く行きましょう!!!」
ハ「ツーナさーん!!」
山「おはよー小牧!」
月空≪おはよう、山本君。ハルちゃんも獄寺君も≫

マンションから出て、学校へ向かう。



月空≪へえ、そうなんだー凄いね≫
獄「あいつが先代が傾けたファミリーの財政を立て直したのは有名な話ッス」

あいつとはディーノさんのこと。
…あれ、獄寺君?
ツナ君に話しかけてるの?私じゃないの?

今はツナ君、私、獄寺君で話している。
山本君とハルちゃんはスポーツで話が合うようで、少し先に進んでいる。

獄「キャバッローネファミリーつったら、今や同盟ファミリーの中でも第三勢力ですしね」
ツ「ディーノさん、経営者としてもやり手なんだ。やっぱり格好いいな!」
月空≪そうだよね〜!格好いい!!≫
獄「…オレは好きじゃないッス」
月空≪え、何で?≫
獄「………」
ツ「ど、どうして?」
獄「年上の野郎は全員敵っすから」

私無視なの?
もういいもん、獄寺君なんて無視してやる!!

私は山本君達の所に駆け寄る。

山「ん?どうしたんだ?」
月空≪山本君!宿題やった?≫
山「お、やべ。やってね。
  ツナ〜 お前宿題やった?」
ツ「あ、忘れた!!」
月空≪私の写しなよ!≫
山「ほんとか!!?サンキューなのな!」
ツ「ありがとう!月空ちゃん。助かった!!」


何か後ろから…
スポーツカー!!?
凄いスピード!
突然扉が開いて、そして、通り過ぎた後にはツナ君が縄で縛られ、連れ去られていた。

月空≪ツナ君〜!!!!!?≫
ツ「わぁあぁあわぁあ!!!!」
獄「十代目!」
山「ツナ!!」

私も獄寺君と山本君と走り出す!
でも私たちの脚力じゃ間に合わない。

リ「待て」

リボーン君…
おはよう。

リ「おはようだぞ。
  あれはここら一帯を占めているヤクザ、桃巨会の奴だ」

ツナ君ヤクザに恨み持たれちゃったー!!?

リ「お前たちが敵う相手じゃねぇ。ディーノと部下たちに任せろ」

…でも。

月空≪他人に任せるなんて嫌≫
獄「任せられません」
山「そういうことだ!後は任せたぜ!!」

再び走り出す私たち。
リボーン君とハルちゃんは残っている。

月空≪桃巨会ってどこにあるの!!?≫
山「こっちだ!!ついて来い!!」

流石地元の子!!






桃巨会の建物に着く。

獄「月空は危ねぇから下がってろ!」
月空≪嫌よ。私にだってできることがある。
   私は玄関を固めて、逃げれないようにするから、獄寺君と山本君はどんどん中に突っ込んでって!≫
山「お!いいなそれ!!じゃあ任せたぞ!」
獄「怪我すんじゃねぇぞ!!」

じゃあ、ツナ君を返してもらおうか。



玄関には誰も出てこないので、だんだん上にあがって行った。
だって暇なんだもん(´・ω・`)

一階に着いたころ、後ろから右肩を叩かれた。
左手でその手を掴み、背負い投げをする。
軽い…?

ツ「いてててて…」
月空≪ツナ君!!?ごめんね!!大丈夫!!?≫
ツ「う、うん。なんとか…」

ツナ君を投げ飛ばしたみたいだ(笑)
ツナ君を助けに来たはずなのに…
何でここにいるんだろう?

デ「ツナ!!…と月空か!」
月空≪ディーノさん!≫
デ「悪ぃ!遅くなっちまった!!」
ツ「月空ちゃん!山本と獄寺君はどこ!!?」
月空≪多分この奥!≫

私が指を指した扉をツナ君が開ける。

そこには、ヤクザをボコボコにしている獄寺君と山本君がいた(笑)

山「教えてくんねぇかな?」
獄「吐けやコラァ!!十代目は何処だ!!!」

月空≪…凄い^^;≫
デ「な…」
ツ「倒してるー!!?」

獄寺君がツナに気付いたよう。

獄「十代目!!御無事で!!!」

捨てられたヤクザ。
……何かドンマイ。

山「元気そうじゃねぇか!!月空が見つけたのか?お手柄だな♪」
月空≪いや、後ろから現れて…アハハ≫
デ「大したもんだな、こいつら」

イカつい男たちが現れた!

組長「何してくれてんだァ餓鬼ども」
ヤクザ「舐めた真似してくれたなァ」
ツ「ひー!!」

さっきより強そうな男達が…
獄寺君と山本君が臨戦態勢に入る。

デ「おい待て。さっき倒したのとは格が違うぜ。こいつらの相手はお前らじゃ無理だ」
獄「あ゛ぁ?」
デ「こういうことになったのは、オレの責任だ」

そういって、ディーノさんが取りだしたのは…
金色のカードとだけ、言っておきましょう……
初 め て 見 た !!

デ「全員の治療費と備品の修理費はこれで払う。
  これで手を打ってくれ」

…超格好いい笑みなんですけど。
しかし通じないのがヤクザ。

組長「はぁ?ふざけんな。金は頂く。そしててめぇらは帰えさねぇ」

汚!!

デ「交渉決裂だ。じゃあ力づくで帰るしかねぇよな!!」

鞭を取り出すディーノさん!

でも待って…

部下いない!!!!!

月空≪ディーノさん!!!≫
デ「いくぜ!!!」
獄「んが!!」
山「うわぁ!!」
デ「んだ!!!」

ドヤ顔していた、ディーノさんにも鞭が当たりました。
ちょっと逃げとこうかしら。

ディーノさんにやられた3人(ディーノさん含む)は跪く。

組長「ハハハハ!!何だ今のは!!
   なめんな!!」

近づいてくる組長。
ツナ君の逃げ場がなくなり、ツナ君は壁に当たった。

窓の外が光った気がした。

ツナ君の額と両手に光が当たる。

ツ「リ・ボーン!!!!!!!!!!!
  死ぬ気で倒す!!!!!」

パンツ一丁になったツナ君。
ねぇ思ってたんだけど、それ手品?

そして、また手品のような出来事が起こる。
ツナ君の手が大きくなった…
マギーの手バージョンか!!

ヤクザ「何だあの手は!!?」

彼は大きな手を振りまわし、ヤクザを倒していく。
当たる面積が広いから、便利だよね。うん。

ヤクザ「て、てめぇ!!」

3人のヤクザが一斉にツナ君に飛びかかる。
黙って見てられない。

獄「十代目!!」

獄寺君がとび蹴りを。

山「ツナ!!」

山本君が肘鉄を。

私は黙って、鳩尾を。

私喋れないんだもん(`・ω・´)キュルルン
…いや、喋れるには喋れるんだけど。

獄「大丈夫ッすか?十代目」
山「後ろはオレ達に任せろ!!」
ツ「おう!!」

?「オレ達―――――――な!!ボス!!!」

入口を見ると、キャバッローネの方々が。
するとディーノさんが立ち上がった。

デ「おっしゃ!暴れるぞー!!!!」






そして夕方。

デ「ハハハハ!!よく解った」

ここはツナ君宅。
リボーン君と獄寺君とツナ君と山本君と私、そしてディーノさんがいる。

デ「お前らにならツナを任せられるぜ」
ツ「いや、任せるとかその…」
獄「言われるまでもねぇ。十代目を守るのは右腕である、オレだ!!」
山「いやぁ、無事でよかったよな」
月空≪案外楽しかったしねー≫
ツ「…楽しめれる月空ちゃんが凄いよ」
デ「じゃ、オレは帰るわ」
ツ「え、もう?」
デ「これでもボスとして忙しい身なんでな」

ディーノさんが廊下に出る。

ツ「ディーノさん!あの…
  ディーノさんは何でボスになろうと思ったんですか?」
デ「…ファミリーが大事だからさ。
  オレが守れるなら、守りたいと思った。お前もそうだろう?」

意味深!

デ「ツナ。お前は信頼できる男だ」
ツ「ディーノさん…」

結ばれていくリボーン君の弟子達!!
…何か感動。

って、ええええ!!!?

ディーノさんが落ち…

えええええ!!!?

ツナ君も階段から落ちた…

月空≪ツナ君、大丈夫?≫
山「いい匂いがするな〜オレ達も晩飯にお邪魔していいのか?」

リ「飯は当分お預けだぞ」

え?何で?

そう思ったら、ドンドンと補聴器越しでも大きな音が聞こえる。
階段を下りて、洗面所の方を見た。
すると、扉は破れ…

エンツォぉおおおお!!!!!!???????


今日も奈々さんのご飯は美味しかったです。


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管理人から!

また月空のお母さん・月奈は寂しかったようです。

2010.12.22./12.4.30.


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