【 memo 】

日常時々ネタ帳時々返信

2010/05/10 02:42
理由は簡単

「理由だと?」
 口の端を手の甲で拭いながら彼女は立ち上がった。そして僅かに口角を上げる。何とも不適な笑みだ。
 その目に――迷いなど、あるはずが無い。
「他との信頼など、信ずることのできぬお前なのだろうがそれでも言ってやろう」
 短刀を握り直し構える。そして、勢いよく駆け出した。
「私はあいつの友達――だからだ!!」


ネタめも


2010/04/20 02:16
愛慕

遠い、遠いあの景色に君を探していた
いつもいつも
見つからぬと分かっていながらも
遠くに遠くに
君を見る
君を映す

遥かあの山々の聳える魂の一部に
あるべき場所に
君は還ったのだろうか

嗚呼
君に
君に会いたい

己の弱さ故であっても何でも
例え無様であったとしても
君に会いたい
会いたかった

遠く遥かな山路を辿り
行き着く先に君はいない
只、山神の加護を
君の祝福を
この身に抱いて今は眠ろう


目が覚めたときには
もちろん君はいないけれど


ネタめも


2010/04/07 16:23
もりもり

ただ今バイトの休憩時間でございます。
勇気を出して、行こう行こうと思っていてずっと入れなかった喫茶店に入ってみました(笑)
私はカフェモカが大好きなので注文してみたら予想以上にクリームがもりもりで感激です!
ちょっと甘かったですけどね。エスプレッソの味がしっかり分かる方が好きですが、けっこう落ち着けるところなので機会があったらまた行きたいです。勇気を出して。




つぶやき


2010/04/05 02:49
惰性故の信仰

 それが人間だと言われてしまえば確かにそれまでだ。しかし、それを素直に受け入れられる程柔軟な心を持っていたわけでも、受け入れたふりをできる程冷めきれてもいなかった。
「普段はぶつくさ文句を言っている癖に、運命だとか定めだとかそんな陳腐な言葉を使って仕方がないと諦めて悟ったような顔をしやがるんだ。そういう人間の惰性が……あいつの弱さが、許せないんだよ!」
 それが酷く幼稚な物言いであるという自覚があっても、今の彼には他に吐き出しようがなかった。彼はとことん、両親達の言う神の存在や起こる奇跡に対して疑いを持ち、そして嫌っていた。それ故に理論めいたことなどとても言えず、頭ごなしに否定しているような形でしか己の胸の内で蠢くものを吐き出せないのだ。
 理性的でいられらくなるのは、彼がまだ両親に対する愛情を持ち得ているから、そして愛情を受けたいと思っているからに他ならないだろうが、そのことには未だに気付けていなかった。


ネタめも


2010/03/17 23:12
力を欲した

 もう、何だってよかった。
「それらを平らげてしまいたかった。独裁者になっても犯罪者になっても構わないから。束縛するものを、不当な苦しみを払い除けたかった……ただ、私のために」


ネタめも


2010/03/16 01:56
むーん

書こう書こうと意気込まなきゃだめだと思う程、より書けない気がするのは気のせい…ではない、はず。
もうちょっと気楽にいけば?と思う反面、それじゃ軽々しいわい!と思ってしまいます。
気楽と不真面目は別にイコールではないのにな。


つぶやき


2010/03/14 03:04
僅かながらの抵抗

 それは諦めの顔ではなかった。その場には似つかわしくない、ごく爽やかな表情で彼は言ってみせたのだ。
「その淘汰とやらが、私を死に至らしめるまで――まぁ、いろいろとやっておこうと思うわけですよ。悪足掻きです」
 そうでなきゃ、やってられない。
 首をわざとらしく竦めて彼はおどけてみたが、彼の言葉を聞いた者は誰一人としてその言葉を笑って流すことはできなかった。
 彼を知る者には分かったのだ。それが嫌という程、現実に行われることなのだと。
 そして一様に戦慄した。


ネタめも


2010/03/03 01:07
懇願

「頼む……俺に、怨ませないでくれ……憎ませないでくれ!」

 そんな、阿呆みたいなくだらない矜持の為に。あいつらを、ましてやあんたを憎みたくないんだ。


ネタめも


2010/01/29 16:08
再始動

すっかり年が明けてしまいましたが…とりあえず再始動です。
なんとか軌道に乗りたいな、というところ。いや、乗せます!


つぶやき


2009/09/14 19:33
いつまでやってるの

タグはむつかしい…とサイトいじりをする度に思います。
パソコンだと作業がとっても楽ですが、携帯では反映されていないなんてことが多々あるので、いつも携帯片手にの作業です。

うん、サイトはだいたいできてきたんですけどね、大事なのは中身ぃ!!


つぶやき


前へ | 次はありません

トップ
つぶやき
ネタめも
レス





「#寸止め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -