「レンよ、魔法が学びたいのならばホグワーツに入るとよい」

色々と考えていると、ダンブルドアがこちらを見て話しかけてきた。ホグワーツに入る…か。凄い楽しそうだけど。やっぱりこれ夢じゃねーよな…まさかまさかの異世界トリップってやつか!あー兄貴が超喜びそうだ。ま、でも来てしまったもんはしょうがないし…

「いれてくれるならいれて欲しい!あ、でも魔法教えてほしいとは言ったけど、俺魔法使えねーかも」
「ふぉっふぉ!それは大丈夫じゃよ。このホグワーツに入れた時点でレンには魔法使いになれる素質があるじゃろう」
「まじでか。わーよっしゃ!魔法であんなことやこんなことしてやるぜ!」
「(あんなことやこんなこと…?)…まあ、じゃあ、とにかくレンは儂の親戚の子で日本からの留学生という事にでもしておくかのう」
「あ、でも俺年齢が「大丈夫じゃ。」

ダンブルドアが杖をひと振りすると、俺は温かい風に包まれた。と同時に体が縮んでいくのがわかった。

「14歳くらいに魔法で若返ってもらったからのう。流石にこれ以上若くすると幼すぎるからごまかしづらくなるじゃろう」
「わーありがとう!魔法ってすげー!」

改めて魔法の凄さに感心しつつ、自分もこんな風に魔法が使えるようになるのだと、楽しみになった。


「新学期までには時間がある。それまでにレンには少し魔法を教えておこうかのう。ホグワーツにおる先生方にも頼んでおこう」

にっこりとダンブルドアが微笑み、そう言うと、鍵を差し出してきた。

「これは仮に作った部屋の鍵じゃ。どのドアを開けてもレンの部屋に繋がるようにしてある。教科書や、必要なものは全て置いておる。書斎もあるから、好きに色々本を読むといいじゃろう」
「わあ!ありがとう!校長!」
「アルバスで良い」
「わかったありがとうアルバス!」

アルバスが何でこんなによくしてくれるかはわかんねーけど、多分本質的に良い人なんだろうな。そして強い…
俺も早くいっぱい魔法をマスターしたいぜ。そして色々したいなあ…。魔法学校生活満喫してやる!