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それが三人の出会い


?楽しい休み時間の雰囲気をブチ壊した二人の元へとやってきたのは佐久早と同じバレー部の古森元也。

古森は当時から、人と積極的にコミニュケーションをとらないどころか必要以外極力人に近寄らない佐久早とは真逆で、誰とでも仲良く接することのできる明るい生徒だった。

「なんか言ったの?」

「コイツが横で毎日クシャミ連発しやがるから移すなって「いや、花粉症移すなは無理あるだろ!」………。」

佐久早が隣の席のはなこに言ったセリフでゲラゲラ笑う古森にはなこは落ち着いた様子で「でしょ?」と言う。

「うんうんっ…ブフッ……ごめんねホント…!」

「………」

古森は仲裁に来たはずだったが、相変わらず理不尽な佐久早がツボに入ったらしく機能していない。そんな古森に佐久早は眉間にシワを寄せた。

「うん、まぁ…さっさと治すわ」

あまりにも笑う古森にはなこの怒りーーというか睨んできた佐久早に対する対抗心みたいなものは消え失せた。はなこは前に向き直って机に突っ伏し、佐久早もそれ以上は突っかからなかった。