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こうなった経緯
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________…数時間前、暁某アジト前。
暁の装束を着たメンバーが三人。
「えー!ちょっとそれ酷くないですかデイダラセンパーイ!はなこちゃんとオレだったら完全にオレでしょー!」
「ギャーギャーうっせんだオメーはよォ!」
デイダラとコンビを組んでいたサソリが
先日木の葉と砂の忍に斃され、
"暁の新人見習い"ことトビがその穴埋めの役を
務めることになったが…
デイダラは不満しかなかった。
「どう考えても大した術も体術も無ェお前より血継限界持ちの氷女の方がマシに決まってんだろ。うん」
『氷女はやめましょう。…でも私もトビさんが適役だと思いますよ』
そう言って綺麗に笑う女、よしだはなこ。
「はぁ?具体的な理由挙げてみやがれ。うん」
『トビさんは先輩だし、私暁最年少だもん』
「可愛こぶってんじゃねェ!!早生まれなだけで俺と同い年だろォが!うん!」
ニコッとわざとらしい笑みを浮かべるはなこに
即座にツッ込むデイダラ。
「なんていうかはなこちゃんて笑顔でサラッと毒舌ですよね。まぁそこが好きなんですかね、デイダラ先輩は?…よーしここは先輩のオレが頑張って二人の赤い糸を…」
「何勝手に片想いフラグ立ててんだボケ!
だいたいはなこ!テメェ最年少でも結構な古株らしィじゃねぇか!?ァア!?」
『じゃあ私、修行してくるので失礼します』
「え!はなこちゃんそんな真面目キャラだったんすか!?」
「あっ、テメェ逃げんな!」
『はい、とても』
意味深な笑みを浮かべ、ドロンしたはなこは
二人の元を去り_______……
修行という名の露店巡りに
着替えて向かったのだった。
________…というのが数時間前の出来事だ。
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