西暦2205年、時の政府は過去へ干渉し歴史改変を目論む歴史修正主義者に対抗すべく、刀剣より生み出された付喪神、刀剣男士を各時代へと送り込み、戦いを繰り広げる______!
なんて物語が一本書けそうな世界線からこんにちは。
お久しぶりです。よろず占い屋クロハ屋店主、千年超えの大妖怪クロハです。
前回までのあらすじ。人々の信仰薄れて自然が壊され住処を追われ、「ハーー??やってらんないんですけど!?」となんやかんやで集った翼下のかわいい妖怪たちと時の政府のスキをついて万屋町でお店開いて商売繁盛。
怪異起こしたり審神者の起こす怪異について占いつつアドバイスしたりしなかったりしてたらひょんなことから秋田藤四郎が仲間になった!
そんなある日、妖怪怪異の天敵怪異対策部と衝撃のエンカウンッッ情けは人の為ならずなんて嘘だったんや……あれあれ?常連の一期一振さん、もしや我々の正体にお気付きで?
マジか気付いて黙ってたん?いいのそれ?いいのかーそっかー!
あらすじってわりに長いし分かりづらいけどまあだいたいこんな感じだよ。
考えるな、感じろ!
ところで最近うちの秋田くんが私を自力で守れなかったことにえらい落ち込んじゃってるんだけどどうしよ?
「なるほど。つまりお兄ちゃんの出番ですな!!」
え、そうなん?
やたら張り切る長兄に任せたらなぜか秋田が彼の本丸で特訓することになってた。
秋田がいいならそれでいいよ。占いは当たった。
もしかしたらそのまま所属になるのかな?と半年くらいで聞いてみたら
「嫌です捨てないでぐだざいクロハさま!!!」
と大号泣された。
あわよくばと思ってたらしい長兄も泣いた。
秋田は今日もうちの子。バンザイ!
さてそんなこんなで
今回はなんかもう千年も生きてたらどうでもいい事は忘れるしどうでも良くないことでもほとんど忘れちゃうよねっていう、まぁはい、そうです8割私が悪ぅございましたる出会いと別れと再会のお話。その序章。
過去なんか振り返ってやりませんよって黒髪美少年が言ってたと思うんだけど私は許されないの?記憶喪失じゃないだろって?
おまっお前、記憶喪失じゃなくても弟の名前言えない刀だっているの知ってるぞ。
10万3000冊の魔導書は暗記してないけど40万日の年月生きてるから許してくれ。
ンンッはい、そんなわけで。
「転生したら妖怪だった件 四章」始まります!
え、メタい?ごめんよ。