小説 | ナノ
場所を移し第二戦。
まさかの焦凍くんと一緒のチームになり対するは尾白くんと葉隠さんである。
「よっしゃ、がんばろうね焦凍くん!」
「ああ、でも…いい。」
「いいって…?」
未だ若干ぴりついている焦凍くんに聞き返すと、お前は出なくていい。とだけ言われる。
炎の半身だけ凍らせているし今日は機嫌が悪いのかもしれないと思ったとき、試合開始のベルが響いた。
瞬 間
ビキビキビキ!!!!
パキィン!!!!
「…ひえ。」
「フゥ…、お前が出なくても俺だけで終わる。」
私より一歩前に出た焦凍くんが建物内に侵入した尾白くんたちを建物ごと一瞬で凍らせたのである。
「動いてもいいが足の皮剥がれちゃ満足に戦えねえぞ」
思わずモニタールームでも瞬殺かよ、と気の毒な雰囲気になる。
「仲間を巻き込まず、核兵器にもダメージを与えず尚且つ敵も弱体化!」
「最強じゃねェか!」
「滑空少女が何もできていなかったが、まあそれはそれとして。ヒーローチームWIN!!」
「あはは…」
そのまま焦凍くんが核に触れたことにより、私は何もしていないが合格となった。
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