世界は愛で溢れてるんだぜ、お前は俺が守るんだぜ!!


「はい、景吾っ」

「ありがとな、愛奈」

「えへへっ」


本当に愛奈程よく働くマネージャーはいないだろうと俺は思う。
ドリンクも美味いし、部員の面倒見もいい。

そんな愛奈を誰もが愛していた。



………日吉を除いては、な


日吉は愛奈に対して冷たい態度を取っていた。何が気に食わなくてそうしているのか俺たちには全くわからないが。
誰が見ても分かるほど冷たい態度で愛奈に接していたんだ、あいつだけ。


その結果がこれだ。愛奈を傷つけ、泣かせた。
俺達を愛し、俺達が愛した愛奈が始めて泣いた。



俺様はお前を許さねえぞ、日吉
愛奈を傷つける奴は、俺が許さない。






愛奈は俺が守る。


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