新キャラ登場!!?忠誠心溢れるラブリー戦士、変態ピンク!!
「日吉、話あんねん。昼休み弁当持って屋上来てくれんか?
あぁ、宮崎さんも一緒に」
「……わかりました。」
朝練が終わってすぐ、忍足先輩に声をかけられた。
弁当持って屋上?しかもあの変人も連れてこいって…。
俺はいやだぞ。あの変人の横を歩くなんて。
『酷いよぴよ〜』
「そこが嫌なんですって」
後ろから声がした。(気配がなかった)振り向くとそこにいたのは例の変人。
ていうか、いつからそこにいたんだこの人。
『ん?ついさっきだよ。素敵なきのこヘアーが見えたから飛んできちゃった』
「………」
髪型、変えようかな…。
そんな事を思い始めた俺はかなりこの人に影響されているような気がする。
約束の場所である屋上に(不本意だが)先輩と行く。
すでに屋上には忍足先輩がいた。忍足先輩は弁当をつまみながら片手を挙げた。
「よぉ、遅かったな。あと久しぶりやな、宮崎さん」
『うん。あ、コレ写真の売り上げ2割ね。』
「おおきに」
「何してんですか、あんたら」
宮崎先輩が封筒を取り出し、忍足先輩に手渡す。
売り上げの2割?なんだそれ。
『この人達の写真売れるから、忍足に許可貰って売ってるんだ。
売り上げの二割を部費にするっていう条件で。』
「そんな事今まで俺知らなかったんですけど」
「言ってへんもん。多分跡部も知らんと思うで。」
部費に関わる事だというのに跡部さん知らないのか。
てか、宮崎先輩は結構テニス部と関係があるらしい。宍戸さんも何かおびえてたし。
『てか忍足。私のぴよりんに手を出したうえに呼び出すなんていい度胸してんじゃないの変態。』
そういえばと話を切り出した宮崎先輩。ぴよりんって何だ。
「俺は何にもしてへんわ」
「確かに…」
よくよく考えてみると、殴られた時も暴言を吐かれた時も忍足先輩はいなかった気がする。
「俺は日吉の味方や」
『ふ〜ん…なら、あんたの名前は今日から変態ピンクね』
「うわキモっ!!他の色にしてくれへんか?」
『やだー。ぴよりんは安心して!!ビーチ姫の座は誰にも与えないから!!』
「誰もいりませんよそんなの。それよりどうして俺の味方になってくれたんですか?」
『ん?あたしはねぇ…「あんたじゃない」
「いや、この間跡部を蹴飛ばしに宮崎さんが来たやろ?
そん時俺は悟ったんや。足の綺麗な女の子に俺は一生ついてく運命なんやって!!」
「………」
『おっ、変態にしては良いこと言うじゃないか!!』
「忠誠心溢れる変態ピンクとは俺のことや!!」
「『わっはっはっ!!』」
何で俺の味方は変な奴ばっかりなんだ!!
神様、お願いですからもっとマシな味方を恵んでください。
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