顔面、赤面、俺イケメン!?突きつけられた現実。


宮崎先輩が部室のスクリーンを出して、流したものは信じられない現実だった。

宮崎先輩と話していた愛奈先輩は、不適な笑みを浮かべた後叫んだ。
そこに来た跡部先輩と俺たち。

今さっきの映像だ。
部室を見渡すと、端っこに隠しカメラがあった。これで撮ってたんだ。


何もされていないのに叫んだ愛奈先輩。
しかもそれは、演技だった…?




そして、堂々とエロ本を読んでいる宮崎先輩。
あ、宍戸さん顔真っ赤。



俺たちは反対に真っ青。
どうしたらいいのかわからない。

日吉は、何もしてなかったって事?
じゃあ俺たちがした事って…

何も意味が無かったって事?



『はい、上映会終わり。さて感想は?』

「こんな…盗撮なんて最低なこと…」

『最低?私たちが?罪も無い人間蹴っ飛ばしてた人間よりも私たちの方が最低なの?』

「………っ」

『あんた達みたいな馬鹿は、口で言ったって日吉のこと信じようとしないでしょ?
だったらこうするしかない。』


この人の言い分に、俺たちは何も言い返すことが出来なかった。


『部外者はもう出るわ。後はアンタ達でどうにかしなよ。』


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