青い空




「円堂、名前ちゃん、おはよう」

「あ、おはよう風丸!!」

『おはようございます、風丸さん』


私はいつもお兄ちゃんと学校に通っている。
その途中で風丸さんと合流し3人で下駄箱まで行く


「円堂、部員は集まったのか?」

「それがさぁ…
全然集まんないんだよなぁ…」

そう言って頭を抱えるお兄ちゃん。
そして、その横で苦笑する風丸さん
異様な光景だ…

『きっとすぐに集まるよ!!それよりお兄ちゃん、今日日直じゃなかった?』

「あぁ!!忘れてた!!
サンキュー名前、俺先に学校行くから!!!!」

『行ってらっしゃい』


秋に怒られる!!なんて叫びながら走っていくお兄ちゃん。
木野先輩って怖いのかな…?
全然そんなイメージ無いけど…


「じゃあ、俺達も行こうか」

『そうですね』

なんだか緊張するなぁ
今まで2人きりで登校したことなかったから


「何か、緊張するな」

『はい…』

「でも嬉しいな」

『はい?』


「二人きりで学校に行けて
円堂と名前ちゃん、いつも一緒にいるからさ」

そう言った風丸さんの顔を見ると真っ赤だった。
なんだか私まで恥ずかしくなって、熱が顔に向かってくるのを感じた。


「ちょ、名前ちゃん顔真っ赤…」

『か、風丸さんこそ…』


「あの、さ…


お、俺と付き合ってくれませんか?」

そんな格好良い顔して言われたら返事なんて決まってる…




『わ、私で良ければ喜んで』



青い空に白い雲。
真っ赤な顔した風丸さんの隣を歩いていると、風丸さんが手を繋いできた。

ギュッと握り返すと、お返しに微笑んでくれた。














<あれ、2人ともどうしたんだよ。顔真っ赤だぞ?>
<い、いや何でもないよ円堂…>






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由岐様リクエストの風丸、円堂妹設定でした!!

遅くなって申し訳ありません(汗)


リクエスト下さった由岐様、ありがとうございました!!

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