ごめん

「何すんだあんた!!」

「ん〜キス?」

「そんなこと、言われなくてもわかってる!!何でこんな事したのかって聞いたんだ!!」

「だって、志帆ちゃんの歪んだ顔が見たかったんだもの」


いきなりされたキス。
事故(いや、意図的にか)だとしてもそのせいで如月が誤解したのは確かだ。

それから、傷ついた…あいつ泣いてた。

最悪だ…言いだしっぺが嫌われてどうすんだよ。




「志帆ちゃんの顔、最高だったね」

「あんた、腐ってる。性根が腐りきってる」


そういい放ち俺はそこから立ち去った。
胸糞悪い、腹立たしい、虫唾が走る。




悪い、如月…。本当に、ごめん。


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