ポジション珍獣
忍「何や、跡部。さっきからため息ついて」
跡「いや、なんでもない。」
俺はさっきからため息が止まらない。
何故なら、転校生の四那賀夏美に授業中ずっと俺の脳内を読まれていたからだ。
あいつはどうやら俺のことが心底嫌いらしい。
向「てか、転校生どうだった!!?俺のクラスに来た奴末っ子だった!!」
滝「岳人の所にも来たんだ。」
向「おう!!雪うさぎみたいなやつだった。」
宍「俺たちのところは長女だったぜ。な、ジロー」
ジ「えっ、俺のクラスに転校生来たの!!?俺知らないCー!!」
滝「ジローずっと寝てたからね。」
ジ「Aー!!見たい見たいっ!!」
宍「クラス帰ったら見れるだろ!!」
向「侑士ん所は来た?」
忍「おん。三女やった。目開いたまま授業中寝とったで。」
向「何だそれ。跡部んとこは来た?」
跡「あ、あぁ…次女がな。」
あいつの事を思い出すと寒気がする。
この昼休みが終わったらまたあいつの隣で授業を受けなきゃならねぇのか…。
向「なんだよ跡部。可愛くなかったのか、転校生。」
跡「あれは珍獣だ。」
向「跡部?」
あいつのポジションは珍獣で決定だ。
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