大事な存在
変わってない。
あいつと目が合ったときそう感じた。
俺があいつと出会ってすぐのとき、珍しそうに俺の顔を凝視していたことがあったから
1年前…まだ俺が中一だったころ、ただただサッカーを仲間とやっていた頃…
まだサッカー部にはマネージャーがいなくて募集をかけていた。
ある日源田が連れてきたマネージャー候補の女。
それが名前
そのときは仕事をしてくれるやつなら誰でもよかった
キャプテンとしての挨拶を適当に済ませ、練習に戻った
今思うとなんとも最悪な出会いだ
名前は俺たちのために自分ができる精一杯のことをやってくれていた
ドリンクも
対戦相手の情報収集も
俺たちの体のケアだけじゃなく、
精神面に関しても…
俺たちと名前はすぐに打ち解けあった
名前はマネージャーとして、仲間として、大切な存在となった。
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