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memo

シーズンサマーが、終わった

まずはとりあえず監督各位、本当にお疲れ様でした。シーズンサマーを見ながら飲んだ酒が何故か強い酒だったのでいましぬほど頭が回っていないのですがとりあえずこの気持ちを忘れる前にブログを書いています。

2月、シーズンサマー延期からはや4ヶ月ほど。折れることなく彼らを応援してきた監督の皆様、まずは本当にお疲れ様でした。並びに、ここまで彼らの物語をアニメとして残してくださった公式のスタッフの皆様に感謝しかありません。毎週の生きる糧でした。最後まで共に走り抜けられたこと、本当に嬉しく思います。

以下、ネタバレも含みますのでご注意ください。
改めて2幕をなぞるようにアニメを見て、いちばん印象深いのは「オレの弱さを」というフレーズでした。11話のサブタイトルにもなっているこの台詞ですが、一見すると天馬くんの台詞であるかのように見えて、けれど本当は夏組のみんなそれぞれの思いを体現しているのだなと改めて思い知りました。自分の弱さを克服したい天馬、ありのままの自分を受け入れてもらえる場所を探す幸、新しい自分を確立しようとする椋、本当の友達を探している一成、過去を肯定しようとする三角、みんなそれぞれ、自分のために何かを目指そうとしていて、自分じゃない何かになることを目指していて、その過程で自分以外の4人に出会った、そして次の夏にはここに九門が集う、
わたしはそんな奇跡みたいな当たり前の一端を目撃できたのだなと改めて幸せに思いました。人間の本質とは、『自分のために何かを為すこと』だとずっと思っています。けれど、その過程の中で彼等は、あんなにもまぶしくてきらきらするものを見つけてしまった。わたしたちは、その煌めきを見つけてしまった。はからずも、美しいものを撒き散らす彼等に出会ってしまったことが、幸せで大きな誤算だったのだと今は思います。
ずっと、後部座席で浮かない顔で、ワイパーが弾く雨粒を見つめていた瑠璃川幸のことを思っていました。それをずっと見つめていたかったような気もするのですが、どうやらそういうわけにもいかないようです。わたしでは決してさせられない顔を、夏組のみんなとならば、幸くんは軽率にしてしまうので。
夏組千秋楽の「ありがと、アリババ」に。春組公演のチケットの「一枚ちょうだい」、に。心を奪われて気づけばいくつかの季節が経っていました。好きになったことをひとつも後悔していません。瑠璃川幸を好きになれて、夏組を好きになれて本当に嬉しいです。思っていたよりも、うまく言葉が浮かばないものですね。まとまりのない文章になってきてしまいました。
エーアニは終わったけれど、夏はまだこれからです。今年の夏もまたきっと、あたらしい瑠璃川幸に出会えるのだということ、新しい夏組に出会えるのだということ。今から心が踊ってなりません。掌から宝石が溢れて止まないような、それを怖いような愛おしいような気持ちでずっと、眺めている夏です。愛おしい季節に今年もまた、愛おしさを募らせながら。


近いうちにエーアニシーズンサマーロス企画「あの夏の話」をあげるつもりです。最後まで読んでくださってありがとうございました。エーアニは終わってもとりあえず監督の皆様とお話したいな…と思っているので、ちょっと簡単なアンケートもどこかに設置するつもりです。

それでは。ありがとうございました。良い夢を、今宵も。
>>追記 2020.06.23 01:55


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