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memo

バニラの白濁 裏話

別に読まなくていい裏話です。ふと思い出したので。




・ヒロインが薬学部なのは、6年制の学部が良かったからです。再会した時に学生でいて欲しかったけれど、どうしても年の差は2個にしたかった(中学生編と高校生編を書きたかったから)ためにこういう形になりました。
・臨也さんがヒロインに渡したネックレスが「青い月」なのは、ブルームーンというのがとても珍しいもの、つまり「決してありえないこと」の例えであることから同じ名前のカクテルに「出来ない相談」「叶わない恋」などという意味があることを思い出したから。臨也さんがさり気なく別離を匂わせているということを意味したかったから。
・臨也さんの予想通り、ヒロインはクルマイの二人が苦手だった。というか、臨也さんを取ってしまった罪悪感をずっと感じていました。
・最後の結婚式のシーンで西野が本田に申し訳なさそうにしてるのは、臨也さんからの連絡に対してこの式場の場所を教えてしまったのは西野だからです。
・本当は写楽美影ちゃんとヒロインが学校でエンカウントする話も考えていたのですが、臨也さんと美影ちゃんの関係性が公式で未発覚だったためにカットしました。
・西野はヒロインに対して恋愛感情はありませんでした。けれども一生心の何処かでヒロインの存在を思い続けたまま別の男と幸せに暮らすことを決意しました。ある種の呪いのように。
・臨也さんが彼女に送った灰色のドレスは、当時の彼女が黒に染まることも白に戻ることもできなくなっていることの表れです。
・そもそも最初は「大学生は忙しい」というテーマで、大学生になったヒロインと臨也さんが同棲する話を書きたかった。再会の場所も本当は彼女の自宅ではなく、池袋の不動産屋の前の予定で『いいバイトがあるんだけど…どう?』ってカラオケでの自殺オフに付き合わされるところから話が始まる予定でした。本当はヒロインに「臨也さん」呼びをさせたかったのに、高校生活の少しの間だけしか「さん」呼びにならなかった。

以上です。凄く書いてて楽しかった思い出があります。
2018.07.09 19:16


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