あるカップルに関する座談会



[--] 座談会を始める前に、まず今日の出席者を確認します。ひとりずつ自己紹介をどうぞ。
雪男「奥村雪男です。現在は上一級祓魔師です」
綴「同じく上一級の最條綴だ」
燐「奥村燐! 中一級だぜ」
雪男「なんで兄さんがいるんだ」
綴「座談会の定義として3人以上必要らしい」

[01] 今日のテーマは「とあるカップルについて」ですが、どのカップルについて話し合いますか?
綴「志摩の四男? 五男? と奏だろう?」
雪男「五男の志摩廉造くんですね」
燐「はあ!? 奏はともかく志摩の野郎のことも言わなきゃけねえのか?」
綴「奥村燐、台本読んでこなかったのか……」

[02] その2人がカップルになったことを、皆さんはいつ頃知りましたか?
綴「ちゃんとスパイ云々を和解してちゃんと付き合い出したのは高校卒業してからか? 私は逐一奏から聞いてたから付き合ってすぐ知った」
雪男「あのとき久しぶりに本気のあなたを見ましたよ……」
燐「すごかったよなあ。志摩見るやいなや足払いでバランス崩した後馬乗りになって床ドン(双剣で首すぐ横を突き刺す)して『次少しでも悲しませたら命はない』って」
綴「前科があるんだ。それぐらい当然だろ」

[03] その2人はお似合いですか? どのくらいラブラブなんでしょうか?
雪男/綴「周りの独身共が死に晒すほど」
燐「無意識にお前らもやってるからな!?」

[04] このカップルのこんなシーンをみてしまった!
綴「奏が後方で凍月(奏の使い魔)に指示を出すんだが、コールタール一匹通さない勢いで志摩が敵をなぎ倒していく」
雪男「あの面倒臭がり屋の志摩くんがですよ? 信じられないでしょう?」
燐「男ってのは好きなやつの前ではカッコつけたいんだよな、わかるわかる」
雪男「(実は7割ぐらいは綴さんが倒してることは言わないでおこう)」

[05] ここだけの話、2人がイチャついていることに腹が立ったことはありますか?
雪男「僕は特に」
燐「俺もないかな」
綴「私は上記の行動を参照してもらえばわかると思う」

[06] このカップルに似合うお店や場所はどこだと思いますか?
燐「某スタハ゛とか似合いそうだよな!! あと学校の中庭とかスゲエに合うと思う!」
雪男「兄さんに同意。若者らしいところ」
綴「奥村、兄に丸投げするんじゃない。まあ概ね私も同じ意見だが」

[07] この2人はケンカはしたりしますか?また、どちらかから相談された経験のある方はいらっしゃいますか?
綴/燐「はい」
綴「たまにデートに行くときの服を買いに行くのに付き合わされることがある」
燐「俺もたまに一緒な任務になったとき、『なあ奥村くん喧嘩の仲裁に入ってくれん!? 一生のお願いや!!』ってよく縋り付かれる」
綴「大方ほかの女子にうつつを抜かしてるところを見られただの何だのだろ」
雪男「相変わらずだね……」

[08] 皆さんはこのカップルを応援していますか?それともイチャイチャを阻害したいと考えていますか?
綴「誠に不本意だが応援している。奏が幸せなら何も言うまい」
燐「俺も特に妨害したいとは思わないから応援かな」
雪男「奏さんを通して綴さんに迷惑がかかるようなら志摩くんにお灸は吸えるつもりです」
綴「ほどほどにな」

[09] これからこのカップルはどうなると思いますか?
綴「実は奏自室から結婚に関する雑誌が……」
燐「マジで!? 赤飯炊かねえと!!」
雪男「まあ年齢的には頃合だからね。二人の未来に神の加護ぞあらん、かな」

[10] では、今日のテーマ「とあるカップルについて」のまとめをお願いします。
「「「志摩/くん、奏/さんを泣かせたら明日の朝日は拝めないと思え」」」

[--] お疲れ様でした。
「「「お疲れ様でした」」」


質問配布元:あなぐら

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