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「角っ……?」

「アイツも随分とまた面白ぇ女に嵌まったモンだな」

「っすよね……つーか本当に怖いもの知らずだなお前……」


少しは躊躇えよ……って呆れた目を向けられたって、それは無理っ


「尸魂界には死神だけじゃなくて、鬼も存在するんです……痛いっ」

「違ぇし!」


阿近さんも何普通に触らせてんすかって、相変わらず阿散井さんは一人で五月蝿いけれど、私の興味は目の前の鬼さん、いや、阿近さんでもう一杯だ。


阿散井さんが言っていた阿近さんと言う死神さんが、何故か態々ここ、現世?って言うんだっけ?まで来てくれた。

阿散井さんやあの人とは少し違う服を着て、阿散井さんと共に現れた「まぁ研究者に近ぇからな」と言った彼の額には角のような物が三本。


「格好良い―…」

「だからお前、それ先輩の前で絶対ぇ言うなよっ?」






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