長編あなたへ | ナノ




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「ー…でここでこの公式使って…」

わぁ、私凄くねぇ?頭良くねぇ?てか近くねぇ?

「じゃあ、ここはこうだな?」

「そうそう、やりゃできんじゃん」

「俺様天才だからな」

「天才さんは私なんかに勉強教えてとは言わないと思います」

「天才にだって解らないことの一つや二つ…」

ドキドキドキドキ。
私のやけに速い鼓動が聞こえていないか不安。
つか暑い!顔暑い!死ぬ!うわ…自分で思っててシャレになんない…。
じゃなくて!なんで

「私の家で勉強?」

「なまえ一人暮らしって言ってたし、いいだろ?」

「まぁ良いけどね…」

てっきり学校だと思ってたから吃驚。
余計に緊張するじゃん…っ!

「なまえ…あの…さ…」

「ん?」

「好きな奴とか…いたりすんのか…?」

「ー…へ?」

はぁぁぁあぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁあぁあ??!!!
目の前!貴方!君ですよ!…なんて言えるはずもなく。

「まぁ…一応…?」

「それって俺の知ってる奴?」

「うん…まぁ…てかよく知ってると思うけど…」

「…っ!誰だ?!祐一?!それとも拓磨?!」

「な、なんで真弘が必死になるのよ…?」

「それはー…えと…な、なんとなくだよ…っ」

「ふむ…?」



挙動不審な動き
(なんとなくで)(あそこまで)(必死になる?)










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