15「アッイスー♪アッイスー♪美味しいアッイスー♪」 今、家近くのコンビニにアイスを買いに出ていまする。 アイスを買うので超機嫌良い。 この蒸し暑い中アイスがないと生きていけないよね! 「いらっしゃいませー」 コンビニ店員の気だるそうな挨拶。仕方ないよね。 アイス売り場まで行って意気揚々に選ぶ。 ふふーん♪な・に・ に・し・よ・う・か・なー♪ 「いらっしゃいませー」 「ふふふ…」 「なまえ…?」 ん?今、私の名前が呼ばれた?しかも聞き覚えのある声…。 これはもしや 「真弘!」 「やっぱりなまえか。なにやってんだ?ひとりでにやけけて気持ち悪いぜ」 「アイス選んでるの」 「あちぃもんな!よし、俺もアイス食おっと」 どくんと心臓の鼓動が加速する。 血が全身を巡っているのがわかる。 この前千明たちに言われた言葉が何度も頭の中でリピートしささる。 好きなんだ。もうどうしようもない自分がいて。 「これにした!なまえは?」 その笑顔が眩しいよ。 走りつづけるこの心 (気づいてしまったら)(もう)(歯止めが利かない) |