長編あなたへ | ナノ




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「アッイスー♪アッイスー♪美味しいアッイスー♪」

今、家近くのコンビニにアイスを買いに出ていまする。
アイスを買うので超機嫌良い。
この蒸し暑い中アイスがないと生きていけないよね!

「いらっしゃいませー」

コンビニ店員の気だるそうな挨拶。仕方ないよね。
アイス売り場まで行って意気揚々に選ぶ。

ふふーん♪な・に・ に・し・よ・う・か・なー♪

「いらっしゃいませー」

「ふふふ…」

「なまえ…?」

ん?今、私の名前が呼ばれた?しかも聞き覚えのある声…。
これはもしや

「真弘!」

「やっぱりなまえか。なにやってんだ?ひとりでにやけけて気持ち悪いぜ」

「アイス選んでるの」

「あちぃもんな!よし、俺もアイス食おっと」

どくんと心臓の鼓動が加速する。
血が全身を巡っているのがわかる。
この前千明たちに言われた言葉が何度も頭の中でリピートしささる。
好きなんだ。もうどうしようもない自分がいて。

「これにした!なまえは?」

その笑顔が眩しいよ。



走りつづけるこの心
(気づいてしまったら)(もう)(歯止めが利かない)










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