長編あなたへ | ナノ




08




「じめじめじめじめ…」

「仕方ないよねー梅雨だから」

友達は唐揚げを頬張りながら言う。
うまそうだな、その唐揚げ。

「唐揚「あげないから」サーセン…」

唐揚げもろくに言わせてくれなかったよ?!
どんだけあげたくないんですか!泣いちゃいますよ私。

「うぅ…」

「昼飯持ってこなかったなまえが悪い」

そうなんだけど。朝寝坊して弁当作れなかったんだけど。
一人暮らしだから作ってくれる人なんていないんだけど!

「一口ぐらいいいじゃんかぁ…」

「とか言いながら八重の弁当半分ぐらい食ってるけどな」

「私はいいの」

「流石八重ちん!優しい!」

「お礼が楽しみだから」

「あるぇっ?!」

毒舌家の千明と、腹黒い八重ちん。
こんな2人に囲まれて過ごす日々はとても可哀想だと思う。
私やられまくりじゃん!Mじゃないんだよ?どっちかって言うとSよりなんだよ?

「テスト近くなってきたね」

「今言う?!」



憂鬱な気分
(腹の)(鳴り具合が)(ハンパなかったです)










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