長編あなたへ | ナノ




07




「〜がこうで〜するからー…」

暇な授業。ざあざあと降る雨。
このじめっとさせている原因さえなかったら屋上に行けたのに。
何もかもやる気なくすし。今日委員会だし。

だぁぁあっ!なんでクラス委員になったかなぁ?!

そうだ真弘がなったからだ。文句言ってやる。

「じゃー今日の授業は此処までー。クラス委員はノートを職員室まで運んでおいて」

…はぁ?!畜生!厄日だ!なんでクラス委員になった。
あの時の自分に言ってやりたい。手を挙げるなって。

「おっもっ」

「ほんと、なんでこの鴉取真弘様がやんなくちゃいけないんだ」

自分に様付けとはやるな。普通はやらないよ。

「じゃあなんでクラス委員になったの」

「なんとなく」

なんとなくでやるものなのか?クラス委員って。
まぁ、誰もいなくて話し合いをさっさと終わらせたいからなったってパターンか。
どっちにしろ偉いじゃん。

「なまえは?」

「へ?」

「なんでクラス委員なんかやったんだ?」

「んー…内緒」

「なんでだよ」

「乙女だから」

「乙女…?」

なんだその反応は。
こんちくしょ。私だって女の子なんやい!乙女なんやい!



雨の日には
(畜生と)(思うことが)(多い)(気がする)










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