長編あなたへ | ナノ




04




「みょうじ、さんだよな?」

疑問系ってことはこの人人の名前覚えるの苦手だな。
なんてわかりやすい性格なんだろう。

「みょうじさんだなんて仰々しい、なまえでいいよ」

そう言うと顔を赤くしてちょっと焦ってる。なんってわかりやすい性格なんだろう。

「鴉取くん顔真っ赤」

「う、うるせぇ!夕日が顔に当たってるだけだ!」

夕日が顔に当たってるだけってどこぞの小学生の台詞ですか。
しかも夕日はあなたの後ろですが。寧ろ顔に当たってるのは私ですが。
鴉取くんがわたわたしだし、ついには

「お、おお俺のことも名前で呼ぶことをき許可してやる…っ」

どもりすぎ、可愛い!なんだこの小動物は!

からかってやりたくなる衝動を必死に抑えながらも顔までは抑えきれなかった。

「な…っ!笑うなよ!」

「いやはや失敬、これからよろしくね?」

「お…おぅ…」

神様助けて、ヘルプミー!笑いが止まりません。



初めて喋った感想は
(お腹が)(痛く)(なりました)










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