花宮と古橋とクレープ



「健ちゃん、放課後一緒に駅前にできたクレープ屋さん行「かない」
「…すっごくおいしいって評ば「行かない」
「奢「られても行かない」
「もう、健ちゃんのケチ!」
「行きたいなら他の人誘いなよ。俺は今日用事があるから」
「えー、原、行こー」
「俺も今日は用事あるからむーり」
「えー、ノリわるー。じゃあザキ、行こ」
「ザキならさっき帰ったよん」
「は!?あいつ逃げたな…」
「…それくらい一人で行けばいいだろ」
「は?一人とか恥ずかしいじゃん。ボッチじゃん」
「ふはっ、そのとおりだろバァカ」
「くっそ、こいつ腹立つ。花宮連行決定ね」
「は?ふざけんじゃねー、なんでこんな女と」
「花宮が行くなら俺も行こう。いいか?」
「おい、」
「いいよ!古橋がいた方が数倍マシだし」
「なら二人で行きゃいいじゃねーか。俺まで巻き込むんじゃねぇ!」
「よーし、そうと決まれば。ほら花宮、はやくしてよね」
「うっぜぇ…」

「んー、おいしいっ!Wクリームチョコバナナ最高!」
「甘ぇ…」
「こっちも美味いぞ」
「お、古橋は何にしたの?」
「俺はシンプルにいちごチョコだ」
「お、いいねぇ!シンプルなのも美味しいらしいしね、ここは」
「一口食べるか?」
「あ、ありがとー!じゃあ私のも一口。あーん」
「ん…あぁ、美味いな」
「でしょでしょー?ポイントはWクリームと─」
「…俺連れてくる必要なかっただろ…」


(っち、リア充爆発しろよ)
(は?花宮何言ってんの?)
(無自覚とかタチ悪すぎんだろ…)



15.03.06


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