不良生徒の秘密


授業中、黒板に問題を書いていた新垣は後ろの席の矢口の態度が悪いことに気付いた。
矢口は学校の中でもなかなか有名な不良生徒だ。アイドルのような、どちらかといえばかわいいタイプの顔つきだが目立つ赤い髪や素行の悪さから人を寄せ付けない。
授業に出ること自体めずらしいのだが、出ていてもとくに話は聞かず、漫画を読んだり寝たりなどやりたい放題。
今日も机の上に足を乗せクチャクチャとガムを噛んでいる。絵に書いたような不良ぶりだ。
新垣はチョークを持つ手を黒板から放し、矢口の方を向いた。
「矢口、ちゃんと座れ」
周りの生徒の視線が泳ぐ。矢口は返事をしない。代わりにとでも言うようにガムをクチャクチャ噛む。
新垣は教科書を教卓に置くと矢口の席まで歩いていく。
ふと見ると矢口の机には携帯や音楽機器などが無造作に置かれている。
「没収だ」
新垣がそれらを取ると、矢口は新垣を睨み付けた。
「触んじゃねぇ、返せオラ」
「あとで取りに来い。お前が反省したら返してやる」
新垣はそう言ってジャケットのポケットへ携帯をしまうと、また黒板の前へ戻った。
周りの生徒たちはひそかに新垣には期待していた。
好き勝手する矢口のような不良にもきちんと注意するような教師は新垣くらいだった。
チッ、という矢口の舌打ちは全員に聞こえた。


「あっあっあんあんっせんせぇ…っ!あぁんっ」
放課後、生徒指導室で矢口は新垣にバックで突かれていた。
「まったく…お前は真面目に授業も受けられないのか?」
「あんあぁんっだってぇ先生俺のことぜんぜんっあっ見てくれないからぁあん!あんあんっ」
チェーンがついたズボンは足元までずらされ、白いYシャツの下からは勃起したペニスがたらたら我慢汁を垂らしながらちらりとのぞく。
「お前は話しかけただけですぐ興奮するだろーが」
「あんんんっだって俺ぇあんっ先生が、ひゃぁんっあんあっ好きだからぁあっいっぱいエッチしたぃいっあぁあん!」
そう、新垣と矢口は肉体関係をもっていた。
新垣が指導として矢口を犯したのがはじまりだが、今では矢口の方が新垣に溺れてしまっていた。
誰が想像するだろうか、あの不良の矢口が涎を垂らしアナルにペニスを入れられガンガン突かれてあんあん喘いでいるなんて。
そのギャップは新垣も、そして矢口自身も興奮になっていた。
「本当淫乱だなお前」
パチュンパチュン、ズコッズコ、ヌチュヌチュッ、グリグリグリ
「ひゃああん!奥っ奥すごっ、グリグリらめぇえっ!あぁあんっ!」
「お前は俺じゃなくて俺のちんこが好きなんだろ?」
新垣は矢口の腰を掴みがんがん突き上げる。体格のいい新垣だ。ペニスも相当でかい。矢口は途切れることなく嬌声を上げる。
「あんっあっあっあぁ好きぃ…先生のちんこ好きぃっぁぁんっちんこズコズコされるのだいすきぃいあぁああっ」
「はっ、見せてやりてぇな。お前にびびってる奴らによ」
「あんっあんやぁあ!先生にしかっ見られたくなぃいっ」
「みんながお前を犯してくれるかもしれねぇぞ」
「やらぁあっ」
クラス全員にマワされることを想像した矢口は、きゅうっと新垣のペニスを締め付けた。
それに新垣はにやりと笑う。
「やっぱ淫乱だな」
「やぁあんっあん先生ぇっ先生ぇえ!俺先生だけらからぁあ!俺のなか、先生のちんこしか入れないれぇっ!あんっあんっこのちんこじゃなきゃやらぁああっ」
ぶるんぶるんとペニスから汁を撒き散らす矢口。
新垣はさっきよりも早く腰を動かす。
「わかったから…ほら、中に出すぞ」
「あっあっ出してぇえ先生のせーえきぃっ俺のなかに出してえっ!種付けしてぇ!あぁぁあああんっ」
ヌチュヌチュッ、ビュルビュルルッ、ヌチャヌチャ
新垣が中に出したと同時に矢口も射精した。
「あぁあ…すきぃい…先生も…先生のちんこすきぃ…っ」


新垣は数式の説明の途中で、矢口の名を呼んだ。
何人かの生徒がちらりと矢口の方を見る。
矢口は漫画を読んでいた。
「それは没収だ。放課後指導室に来い」
「…………っ」
眉間に皺を寄せる矢口。
それが怒りではなく後に来る快感を想像し耐えている表情だと気付く者は、新垣以外誰もいない。


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