ワオ!2013妙誕記念アンケート! | ナノ


▽ 沖妙←土、銀で婚約者同士ネタ!


「おっきー、また女フったって?なんなのお前、インポなの?」
「女フってインポなら、土方の野郎もインポですぜ」
「俺をくだらねえ会話に巻き込むんじゃねえよ!」

同じクラスの三人。仲良くはないが話も合わない。だがなんとなく喋っている。結局気が合うのかもしれない。

「女つくんねえなら俺に回せよ。運良くチンコあいてっから」
「坂田、てめえは大概あいてんだろ」
「俺は婚約者がいるから女いらねえんでさぁ」
「あーね、婚約者がいたら女つくれねえわな・・・・・婚約者?」
「親同士が決めた相手。別に付き合ってやせんがね」
「へえ。土方知ってた?」
「婚約者がいるってことなら聞いたことあんな」

日誌を書きながら土方が答える。坂田はふうんと軽く頷いた。

「なあ、その婚約者ってどういうタイプ?」
「最近聞いた話だと、しつこい男を力業で追い払ったとか、薙刀の練習中に庭の木を倒したとか」
「・・・お前の婚約者ゴリラかよ」

呆れた声をもらした坂田をよそに、淡々と日誌を書いていた土方が顔を上げた。

「確か遠距離だったよな?女子高に通ってるとか」
「先週引っ越してきやしたけどね」
「ここにか?」
「明日から同級生ですぜ」

珍しく、沖田が嬉しそうに笑った。





沖田の婚約者である志村妙は、圧倒的なスピードで学校に馴染んでいた。同じクラスから始まり、それは校内中に広がる。つまりは人気者だ。

「詐欺じゃね?」

坂田は紙パックのジュースにストローをさしながら同意を求めた。

「婚約者詐欺だよ、土方もそう思うよな」
「なんだよ婚約者詐欺って」

面倒そうに返すが、内心複雑なのは土方も同じだ。

「つーかさ、婚約者ってゴリラだろ?」
「ゴリラじゃねえだろ」
「いやでもほとんどゴリラだったし。沖田の説明だとゴリラにしか思えなかったし」

坂田は窓際に座る二人に視線を向けた。長い黒髪を一つに結い上げた女性徒が志村妙、沖田の婚約者だ。

「俺さあ、黒くて真っ直ぐな髪の女ってチョータイプなんだけど」

ストローを噛みながら坂田がぼんやりと眺める。

「ケツがキュッと上がった脚の綺麗な女も好きなんだけど、婚約者なら諦めた方がいいかね」
「知らねえよ」

見た目は確かに整っている。だが、土方はそれだけではないと知っていた。真っ直ぐなのは髪だけでは。綺麗なのは脚だけではない。それは坂田だって分かっているのだ。

「あれ見たら諦めつくだろ」

志村妙の隣には沖田がいた。仲睦まじく、今までの距離を埋めるように、傍に寄れば必ずお互いのどこかに触れている。それは目の前でキスされるよりも強く、二人の絆を物語っていた。
沖田が彼女の髪に触れて何かを囁いた。彼女はくすぐったそうに目を閉じて笑っている。沖田がまた囁けば、彼女が目を開けて、二人は顔を見合わせて笑うのだ。

「なあ、なにあれ。熟年夫婦かっつーの」
「最初から無理だってことだ。諦めるしかねえだろ」

土方が素っ気なく言いはなった。自分に言い聞かせているような台詞に坂田が、「自分に言ってんのかよ」と軽く笑う。「うるせーな」と土方が小さく笑った。



沖妙←土、銀
全く何も思い浮かばなかったので、ノリでネタの催促をしてみたら本当にいただけてありがたビックリでした!ありがたや〜ありがたや〜
パターン1を書いて見ましたが、なんか無意識に下ネタ書いてて自分にビックリしました(笑)あれ?

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