「梢先輩梢先輩。」
「お、綾ちゃんこんにちは!」
「こんにちは梢先輩。」
いつも私が虐げられてると思うなよ!私にだって慕ってくれる可愛い可愛い後輩だっているんだからな!
「梢先輩、今日はもう授業終わりなんですか?」
「そうだよ。昨日は実習があったからね、今日はお昼までなんだ。」
そう言いながら綾ちゃんの頬に付いた泥を指で拭ってあげれば、綾ちゃんは嬉しそうに笑った
「…………キュン。」
あ、お姉さん今キュンときちゃったよ。これが巷で噂の萌えってやつか?綾ちゃんは本当に可愛い。外見だけじゃなくて中身まで可愛いんだから、こういう子を天使って言うんだろうね
「じゃあ、一緒にお茶飲みませんか?」
「んーそうだなぁ…。」
本当のとこ昨日の実習で疲れてて、今日は部屋でのんびりごろごろの予定だったんだけどな。でもこんな天使のお願いを無碍にすることなんて、出来るはずもないじゃないか
「じゃあ私、この間買ったお団子があるから、持ってくるね。」
「ありがとうございます。」
それから私はとてとてと長屋に戻って、お団子を手にまた忍たま四年生の長屋に戻ってきた。縁側には、お茶を準備した綾ちゃんが座って待っていて、私は片手に持ったお団子を軽く上に挙げて見せた
「綾ちゃーん。お待たせ。」
「お帰りなさい。お茶、準備出来ましたよ。」
「ありがとう。さ、お団子食べよう!」
ぽかぽか天気も良くて、今日は絶好のお茶日和だね。なんて他愛のない話をしながら、綾ちゃんとまったりお茶をした。本当に日差しが気持ちよくて、ぽかぽかしてて、うつらうつらしてきて…
「それで、その時にタカ丸さんが転んで……梢先輩?」
「…ふおっ!?ごめんね綾ちゃん!聞いてるよ!」
今、一瞬寝てしまってた!可愛い綾ちゃんの話を聞き逃すなんて一生の不覚だよ!
「ごめんね綾ちゃん。」
だけど謝ろうとした言葉は、綾ちゃんに先を越されてしまう
「ごめんなさい梢先輩。」
「…へ?」
「だって梢先輩、実習で疲れてるのに…私がお茶しようって誘ったから。」
「……綾ちゃんっ!」
な、何て良い子なんだ!私はキュンキュンしながら、綾ちゃんをギュっと抱きしめた
「良いんだよ!綾ちゃんのためだったら私は何だってするよ!」
更にぎゅっぎゅっと抱きしめれば、綾ちゃんも私の背中に腕を回してぎゅーっと抱きついてくる
「それに、綾ちゃんとお茶するの大好きなんだもん!凄く嬉しいんだよ!」
「私も大好きです。」
「綾ちゃん!可愛いいい!」
「梢先輩の方が断然可愛いです。」
「キュン。」
この子もう飼ってもいいですか!?私は綾ちゃんの頬にすりすりと頬を擦り寄せて、萌えを満喫する。だけど
「何してるの?」
ほのぼのとした空気が一瞬にして凍りついた。それと同時に私は何かに頭をガっと掴まれて、思いっきり綾ちゃんから引きはがされた後に、ポイっと廊下に投げ捨てられた。おまけに顔面から突っ込んだことで、擦りむいた鼻がひりひりと痛む。だけどそんな私なんてお構いなしに、会話は進んでいく
「梢はずいぶんと綾部と仲が良いんだね。」
「不破先輩、妬いてるんですか?」
「そうだね。妬きすぎて逆に燃やしてやりたいくらいね。」
燃やされるうぅぅぅ!笑えないから、雷蔵くんにこにこ笑ってるけど笑えないからね。てかやっぱり目が笑ってないから本気の目だよねそれ!
「不破先輩、あんまり梢先輩を怖がらせないでくれませんか。」
「別に綾部には関係ないことでしょ?」
「大有りですよ。だって私たち相思相愛ですから。」
「…へぇ。」
睨まれたあぁぁぁ!何か私凄い勢いで雷蔵くんに睨まれてるんですけど!これまだ私免疫着いちゃったから死ぬまではしないけど、三郎あたりなら確実にポックリ逝ってるよこれ!?
「梢って綾部のことが好きだったんだ…へぇ、そう。」
「ら、ら…雷蔵くん?」
「気安く名前呼ばないでくれる?」
笑顔が怖いんですけどおぉぉ!睨みを通り越して、にこにこ笑みを浮かべる雷蔵くんの後には般若が浮かんでいる
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
「それで謝ってるの?」
「申し訳ありませんでしたぁぁぁぁ!!」
私は土下座して何回も頭を下げた謝罪の言葉を口にした。それを雷蔵くんは、にこにこ見てるだけ。綾ちゃんは……ってあれ、何か若干、綾ちゃん引いてない?気のせいだよね?相思相愛って言ってたよね?…あ、何か目から鼻水出てきちゃった……
「何かさっき重たい物投げたから肩が痛いなぁ。」
「…か、肩でもお揉みしましょうか!」
私は雷蔵くんの肩を揉みながら、このまま捻りあげてやろうか!なんてことを思うけど、しかしその後が怖いからそんなこと出来るわけもない…あぁ…
「もうちょっと上手に出来ないの?肩揉みまで下手くそなんて本当に使えないよね。」
「………………。」
でも何で私がここまでしなくちゃいけないんだ!こんなに謝って誠意を見せてるんだから許してくれたっていいじゃないか!……あれ?そう言えば何で私は雷蔵くんに謝ってるんだ?
「………?」
だって別に…
わたし悪くないよね?
「あ、それ私のお団子!」
「何か文句でもあるの?」
「お茶のお代わりは如何でしょうか!」
横暴すぎるだろコノヤロウ!
「お、綾ちゃんこんにちは!」
「こんにちは梢先輩。」
いつも私が虐げられてると思うなよ!私にだって慕ってくれる可愛い可愛い後輩だっているんだからな!
「梢先輩、今日はもう授業終わりなんですか?」
「そうだよ。昨日は実習があったからね、今日はお昼までなんだ。」
そう言いながら綾ちゃんの頬に付いた泥を指で拭ってあげれば、綾ちゃんは嬉しそうに笑った
「…………キュン。」
あ、お姉さん今キュンときちゃったよ。これが巷で噂の萌えってやつか?綾ちゃんは本当に可愛い。外見だけじゃなくて中身まで可愛いんだから、こういう子を天使って言うんだろうね
「じゃあ、一緒にお茶飲みませんか?」
「んーそうだなぁ…。」
本当のとこ昨日の実習で疲れてて、今日は部屋でのんびりごろごろの予定だったんだけどな。でもこんな天使のお願いを無碍にすることなんて、出来るはずもないじゃないか
「じゃあ私、この間買ったお団子があるから、持ってくるね。」
「ありがとうございます。」
それから私はとてとてと長屋に戻って、お団子を手にまた忍たま四年生の長屋に戻ってきた。縁側には、お茶を準備した綾ちゃんが座って待っていて、私は片手に持ったお団子を軽く上に挙げて見せた
「綾ちゃーん。お待たせ。」
「お帰りなさい。お茶、準備出来ましたよ。」
「ありがとう。さ、お団子食べよう!」
ぽかぽか天気も良くて、今日は絶好のお茶日和だね。なんて他愛のない話をしながら、綾ちゃんとまったりお茶をした。本当に日差しが気持ちよくて、ぽかぽかしてて、うつらうつらしてきて…
「それで、その時にタカ丸さんが転んで……梢先輩?」
「…ふおっ!?ごめんね綾ちゃん!聞いてるよ!」
今、一瞬寝てしまってた!可愛い綾ちゃんの話を聞き逃すなんて一生の不覚だよ!
「ごめんね綾ちゃん。」
だけど謝ろうとした言葉は、綾ちゃんに先を越されてしまう
「ごめんなさい梢先輩。」
「…へ?」
「だって梢先輩、実習で疲れてるのに…私がお茶しようって誘ったから。」
「……綾ちゃんっ!」
な、何て良い子なんだ!私はキュンキュンしながら、綾ちゃんをギュっと抱きしめた
「良いんだよ!綾ちゃんのためだったら私は何だってするよ!」
更にぎゅっぎゅっと抱きしめれば、綾ちゃんも私の背中に腕を回してぎゅーっと抱きついてくる
「それに、綾ちゃんとお茶するの大好きなんだもん!凄く嬉しいんだよ!」
「私も大好きです。」
「綾ちゃん!可愛いいい!」
「梢先輩の方が断然可愛いです。」
「キュン。」
この子もう飼ってもいいですか!?私は綾ちゃんの頬にすりすりと頬を擦り寄せて、萌えを満喫する。だけど
「何してるの?」
ほのぼのとした空気が一瞬にして凍りついた。それと同時に私は何かに頭をガっと掴まれて、思いっきり綾ちゃんから引きはがされた後に、ポイっと廊下に投げ捨てられた。おまけに顔面から突っ込んだことで、擦りむいた鼻がひりひりと痛む。だけどそんな私なんてお構いなしに、会話は進んでいく
「梢はずいぶんと綾部と仲が良いんだね。」
「不破先輩、妬いてるんですか?」
「そうだね。妬きすぎて逆に燃やしてやりたいくらいね。」
燃やされるうぅぅぅ!笑えないから、雷蔵くんにこにこ笑ってるけど笑えないからね。てかやっぱり目が笑ってないから本気の目だよねそれ!
「不破先輩、あんまり梢先輩を怖がらせないでくれませんか。」
「別に綾部には関係ないことでしょ?」
「大有りですよ。だって私たち相思相愛ですから。」
「…へぇ。」
睨まれたあぁぁぁ!何か私凄い勢いで雷蔵くんに睨まれてるんですけど!これまだ私免疫着いちゃったから死ぬまではしないけど、三郎あたりなら確実にポックリ逝ってるよこれ!?
「梢って綾部のことが好きだったんだ…へぇ、そう。」
「ら、ら…雷蔵くん?」
「気安く名前呼ばないでくれる?」
笑顔が怖いんですけどおぉぉ!睨みを通り越して、にこにこ笑みを浮かべる雷蔵くんの後には般若が浮かんでいる
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
「それで謝ってるの?」
「申し訳ありませんでしたぁぁぁぁ!!」
私は土下座して何回も頭を下げた謝罪の言葉を口にした。それを雷蔵くんは、にこにこ見てるだけ。綾ちゃんは……ってあれ、何か若干、綾ちゃん引いてない?気のせいだよね?相思相愛って言ってたよね?…あ、何か目から鼻水出てきちゃった……
「何かさっき重たい物投げたから肩が痛いなぁ。」
「…か、肩でもお揉みしましょうか!」
私は雷蔵くんの肩を揉みながら、このまま捻りあげてやろうか!なんてことを思うけど、しかしその後が怖いからそんなこと出来るわけもない…あぁ…
「もうちょっと上手に出来ないの?肩揉みまで下手くそなんて本当に使えないよね。」
「………………。」
でも何で私がここまでしなくちゃいけないんだ!こんなに謝って誠意を見せてるんだから許してくれたっていいじゃないか!……あれ?そう言えば何で私は雷蔵くんに謝ってるんだ?
「………?」
だって別に…
わたし悪くないよね?
「あ、それ私のお団子!」
「何か文句でもあるの?」
「お茶のお代わりは如何でしょうか!」
横暴すぎるだろコノヤロウ!