それはあいですか? | ナノ


▼ ただ、色欲とか、性欲とか、それだけでしょう

せんせーに触れられた場所から、じわって広がってく快感に声が出る。初めてだ。こんなの。指が鎖骨の近くをくるって触るだけで、敏感なとこに触られたみたいな感じがして、ただそれだけなのに気持ちいい。
手を、せんせーのネクタイが緩く縛る。解けそうなくらい緩い。なんでこんなことするんだろーって、思ってたら、せんせーの目がキスマークだらけの上半身に向けられた。
キスマークの1個1個を、せんせーが上から新しくつけなおす。やなのに、触ってほしくないのに、硝子でも触ってるみたいに優しいせんせーの手が、胸を包んで、こねくりまわす。



「ん、あぁ......っ」

「何をされた? 鬱血痕を残され、縄で縛られ、他には?」

「お、おっぱい、ぐいーて、され、て、んっ」



乳首のはじっこまで、ゆっくり、撫でるみたいにさわるせんせーの手に、びくびくって、体が跳ねる。噛まないし、引っ張らないから、痛くない。その代わり、今まで経験したことがないくらい体が反応して、苦しかった。



「や、あ、せ、んせぇ.......っ、ゆ、るし、ひぅっ」

「許しを得ようとせずとも、ただ、感じておればいい」

「そ、んな、ぁあっ」

「さて次だ。他にされたことは?」

「も、い.....っ、も、やぁ.....っ」


下腹部がジンジンする。それを知ってるのか知らないのか、せんせーの手はいつまで経っても胸の近くから離れようとしない。
どこまでが私の口なのか分からないくらい深いキスに力が抜ける。息ができない。心臓もうるさいし、聴こえてたらどうしよう。




「ひああぁっ」



片手が胸を揉んで、もう片方が陰核に触った瞬間、バチンって、頭の中で何かが弾ける。少ししか触ってないのに、何で、こんな、




「生娘と見紛う程だな、もう達したか」

「な、なんで、っ、わ、わたし、こんなっ、ん、んん、あっ」



指が、ぬるぬると陰唇からお尻までを摩る。ここでも、せんせーの指は優しくて、怖くなってしがみ付いたら、子供みたいに撫でてくれた。
ぐちゅって、指が2本膣の中に入る。ここで初めて、せんせーの手がばたばた動いた。ナカを擦って、ひっかいて、水の音が大きくなって、初めて濡れてることに気づく。




「せんせ、や、やらぁっ、あ、あたま、こわれ......んんっ」



いっぱい、キスされて、唇が馬鹿になった感じがする。紅いとこ全部無くなった感じ。抱きしめるみたいに回った片腕の中で、ぼたぼた泣きながら喘いで、最後の抵抗をする。



「......っせんせ、も、やめよー、よぉ.......き、きたない、から、よごれちゃ、」

「そんなに気になるのなら、」



短く答えて、ひょいとお姫様抱っこでまた、バスルームに連れていかれる。またざーって、シャワーが体を濡らした。かちゃりって、ベルトを外す音がする。



「これ以上の反論は聞かぬ、」



壁に手をつかされて、何されるかが、全部わかった。ばーって頭の中を走る想像で、股がキュンってなって、また苦しくなる。



「せんせ、だめ、そんな、いま、いまいれられ、たら......っ」

「どうなるか、試してみるか」

「いや、あ、っあああぁ、ぁあぁあああっ」



先端がぬるって擦るだけで、頭がわーってなった。ずちゅって、せんせーの一物が沈む。足がぴん、て伸びて、がくがく体が揺れた。なんでこんな、駄目なのに、てーこーしなきゃ、なのに、



「あ、あう、ら、ぁめぇっ、おっぱい、つついちゃ、あっ」



せんせーに後ろからぎゅって、されて、おっぱいと陰核を一気に弄られる。お腹の中で膨らむ一物が、感じる度に締め付けられてせんせーが呻いた。



「どう、だ、紗奈」



どうって、何て言えばいいのか分からない。でも、まぁ、1つだけ、言ってもいいなら、言いたいことがあって、胸を触る腕を抱きしめて、達しそうになるのを我慢して、何とか声を絞り出した。



あのね、せんせー、



罪悪感で。嬉しさで、気持ちよさで、悲しさで、あと、なんか、よく分からないもやもやで潰されて






「っは、し、しんじゃ、しんじゃうぅ.........っ」





それでもいいやって、おもったんだ。


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