黒猫と革紐。 | ナノ




◎真・つめあわせ


ついったサルベージつめあわせ



◎ティモテティモテ


アリス「おい、ワカメ!毛づくろいしろ!」

ギルバート「はぁ?」

アリス「最近髪が絡まるんだ。シャロンに聞いたら手入れをした方がいいというし、猫がよくやっている奴をやればいいんだろう?」

ギルバート「……まさかおまえ、人間も舐めるとか考えてるんじゃないだろうな」

アリス「違うのか?」

ギルバート「違うに決まってるだろ!人間が体を舐めた所でベタつくだけだ!」

アリス「むぅ…ならこれはどうすればいいんだ」

ギルバート「……おまえ枝毛酷いな…毛先もだいぶ傷んでるし」

アリス「だからどうすればいいんだ!」

ギルバート「仕方ないな……ちょっと待ってろ。外に出てくる」



アリス「遅いぞ!」

ギルバート「店が混んでたんだから仕方ないだろ。ほら、これでも付けとけ」

アリス「何だこれは?」

ギルバート「花の実から取れた油だ。レベイユで最近流行ってるらしい…流石に質はそんなに良くないが、そこは我慢してくれ」

アリス「どうやって使うんだ?」

ギルバート「えっと……髪を洗って乾かした後だな。手の平に少しだけ垂らして使うみたいだ。毛先によく馴染ませて…」

アリス「…?」

ギルバート「……わかったよ。今日やってやるから」

アリス「!」



アリス「どうだ!毎日続けてみたら髪が跳ねにくくなったぞ!」

ギルバート「意外と効果あるんだな…心なしか枝毛も減ってるし」

アリス「撫で心地も良くなっただろう!好きなだけ撫でていいんだぞ!」

ギルバート「いや、別に」

アリス「……、」

ギルバート「…はあ。少しだけだからな」



◎とりとめもなく


ギルバート「なあ、どこでもドアって気圧差で扉開かない時があるって本当か?」

ブレイク「何故それを私に聞くんだい」

ギルバート「エセ科学っぽい胡散臭さでは似たようなもんだろ」

ブレイク「……、」



オズ「あれ、ギル知らない?」

ブレイク「はて。四次元にでも旅立ったんじゃないんですカァ?」

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ブレイク「はあ…この大空に翼を広げ飛び立っていきたい」

レイム「別に構わんがシェリル様に追跡をお願いすることになるぞ」



シェリル「うふふふふ」
梟「ぐるっぽー」ゴォオオオオ

バサバサッ ガシュッ ザクッ ガシッ ギャァアア



ブレイク「……、やっぱ真面目に仕事します」

レイム「よろしい」

------

ブレイク「私の友人の友人の意見なんですが、ヘタれた男はモテないらしいデスヨ?」

ギルバート「大きなお世話だしおまえの友人の友人ってつまりおまえじゃないか!ふざけるな!」

オズ「ブレイク…友達一人しかいなくない?友達の友達ならいっぱいいそうだけど(レイムさんの交友範囲が広いから)」

レイム「……(そうかもしれない)」



◎カップルに質問です

Q.イライラする場面を教えて下さい

A.アパートに帰ったらオレより早くブレイクが部屋に寝転がっていて人が作った菓子をボロボロ床に零しながら貪り食ってた時とかだな

A.ああ、正直あれちょっと塩味が効き過ぎてたんで次からもっと上手いこと調整してくださいネ

A.こういう時もかなりイラつくな


Q.ブレイクさんは股間を狙わないんですか?

A.男としての意地でそこだけは追い詰められても狙わないようにしていマス

A.ちょっとまて前にオレと喧嘩になった時容赦なく蹴り込んできただろ

A.ギルバート君相手に意地も何もないので欲求にストレートに行動してます

A.なんだとこッ…(キンッ



◎うたのブレイクさま

ギルバート君「オズ、おまえの為に一生懸命歌うよ」

オズ様「ああ、うん、わかってる、ギルが歌上手いのはすっごくわかってるからマイク握らないで」

ギルバート君「な、なんでだオズ!?」

ブレイクさん「歌は上手いんですけどネェ…」
シャロン様「ええ、歌はお上手なんですけど…」


ブレイクさん「ふう…ではいきます」


ギルバート君「逃げろ!マイク持ったぞ!」
オズ様「アリス、渡した耳栓は!?」
アリスさん「これか!?」
シャロン様「皆さん急いで退出を!」
ギルバート君「何があってもおまえの耳はオレが塞いでみせるからな!」
オズ様「そんな事よりギルも耳栓!」



◎ファイナルメガネファンタジー


ギルバート君「……おまえはオレを怒らせた」


ブレイクさん「具体的にどうするんデス?」
ギルバート君「えっ? あ、えーと……お、怒るぞ?」

ブレイクさん「いや怒ったらどうなるかを聞いてるんですケド」

ギルバート君「う……」



ギルバート君「……ということがあったので大人ならどう怒るかを聞きたい」

レイムさん「え……」

ギルバート君「あ、出来ればファイナルメガネビーム以外で頼む」

レイムさん「なんですかソレは!?」

ギルバート君「え?ブレイクもエリオットもそう主張するからレイムの最終兵器なんだと…」




エリオット君『オレきいたんだ!メガネからビーム出るんだって!』

ヴィンスさん『穏やかなだけに怒らせると塵も残らないらしいよ…』

ブレイクさん『ビーム?ああ、彼なら出るんじゃないですか?』 テキトー




ギルバート君「…って」

レイムさん「ギルバート様、今度ご一緒に人体の勉強を致しましょう」



◎拝啓、お変わりないですか


シャロン「……たまに、自分が自分でなくなるような感じの時はありませんか?ふわふわとして、飛んでいってしまいそうな」

ブレイク「どうでしょうね。昔はそんな事もあったかもしれませんが」

シャロン「今はないんですか?」

ブレイク「今は……そうですね。そこそこ、地に足はついていると思いますヨ。幸いこんな私にも構ってくれる方々がいますしネ」

シャロン「眠れなくなるような時は?嫌な夢を見たりする時は?」

ブレイク「まあないとは言えませんが。それも、所詮は過去でしかない。いずれ過ぎ去るものですし、それより自分の今を大切にしたいと思えるようになりましたから。誰かのおかげでネ」

シャロン「そう…なら、君は今幸せなんだね」

ブレイク「……? しかしお嬢様、なぜそんな急に?」

シャロン「……確かめたかったの。それだけ」

ブレイク「…シャロン?」

シャロン「ずっと心配だったけど、いい人たちに巡り会えたんだね。よかった」

ブレイク「……君、は…」

シャロン「ゆっくり歩いてきて。私は君の過去だから、私達よりも君の今を大切に生きて。焦らなくていいから。……じゃあね、ケビン」

ブレイク「……!」


ブレイク「……お嬢、様……」



シャロン「……あら?私、こんなに食べた覚えはないんですが……あれ?ええと…」

ブレイク「…シャロン、身体はなんともないかい」

シャロン「はい?ええ、何もありませんけど……私、いつから貴方とお茶していたんでしたっけ」

ブレイク「……、」


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