03.女の子は父親に似る(レイヴンver.)








―子供が出来たんだけど、









「嘘でしょ?」





『いや、本当だって』




「そっか…」




『嬉しくないの?』





「嬉しいよ、嬉しいけどひとつだけ悩ましいことが…」









『あら、お腹擦ってくれるの?』









「……―――――……〜…」






『え、何をブツブツ………呪い?』







「!? 我が子に呪いかけるわけないでしょ!」




『ならいいけど…』








「お願いだからおっさんに似ないでね、名無しちゃんに似て、名無しちゃんの良いところ沢山貰ってきてね」




『生まれて来るのが女の子だったら父親に似るってよく聞くけど』






「ダメ!それは断じてダメ!」




『えっなんでそんなに頑な!?』











「だって名無しちゃんだって名無しちゃんみたいなおっさんが生まれてきたら嫌でしょう!?」











『は!?私みたいなおっさん!?何だそれは気持ち悪いな!!』









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言い方の問題。レイヴンに我が子と言わせたかった。

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