02."もしも"が大事(フレンver.)








―子供が出来たんだけど、









「そっか……で、誰と誰の子供なんだい?」



『私とフレンの』







「…………え?君と僕の?」






『そう』






「僕と君の?」





『だからそうだって言ってるじゃん!!』






「…そ、そっか。あぁいや、何か信じられないっていうか。実感が沸かなくって」





『そうだね、でも私がお母さんになってフレンはお父さんになるんだよ』







「はは…気恥ずかしいものだね。名無し、お腹に触れてもいいかい?」



『うん、いいよ。触ってもまだ全然わからないだろうけど』







「ここに僕等の生命があるのだから不思議だね」


『うん、元気な子、産むからね』


「早く会いたいよ」






『すぐに会えるよ』




「そうだね、楽しみだな」







――――数時間後







「あっ名無し!そこの段差気を付けて!!」


『え、ちょ、』



「包丁なんて使ったら危ないだろう!?料理は僕が!!」






『え、いや、むしろフレンの料理は私もお腹の子も危…ってか聞いてよ!!』






「あぁもう大人しく座っていてくれないか!名無しと子供にもしものことがあったら僕は生きていけないじゃないか!」







『過保護!フレン超過保護!!』






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そういうのはせめて臨月入ってからにして下さい。

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