おまけ(私が聞きたいのは)
【レイヴン視点】
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何、この空気。
名無しちゃんがトイレに行ってから何とも言えない微妙な空気が流れている。
そして青年からのこの視線。
痛い、痛いよ青年。
早く帰ってきて名無しちゃん。
じゃないとおっさん、見られ過ぎて穴空いちゃう。
「おっさん」
「何よ」
「動揺しすぎ」
「!?」
さらりと吐き出された青年の言葉に思わずむせた。
おいおい汚ねぇなと言いつつも背中をさすってくれる青年はなんだかんだで優しい。
「おっさんって案外素直じゃないんだな」
「…歳をとると色々やりにくくなるもんなのよ」
ああ、本当に、やりづらい。
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おっさんはアレなソレ以降、恋に奥手になっているといい。
20120310.haruka
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