庭球 | ナノ

  My family?


帰り道猫を拾った、私はその猫に清雅と名付けた
何故かそうつけたくなったのだ

そしてその猫を腕に抱いて家へ帰ると


「お帰り」


と何故か清純がいる、合鍵は渡してあるものの流石に驚く
そして清は私の抱えている猫に気付いたみたいだ


「あれ?その猫どうしたの?」


なんて言いながら手を差し出してくる
その手に猫を預けると、私は「着替えてくる」と自室に入る
それで着替えて出てくると、風呂場からシャワーの音が聞こえた
私は「いるの?」と風呂場の扉に向って尋ねると、ガラッと扉が開いた


「あははっ!びっしょ濡れだよ!」


そこにはTシャツ短パンの清と清雅


「えっ....と...」

「この猫洗ってたんだよ、綺麗なオレンジと白だったから」


その猫は気持ち良さそうにしながら素直にあらわれている
ちょっと羨ましいかもしれない


「はい、ふいといて」


急に清から猫を手渡されてちょっと驚いた
でもきっちり拭いてやると、清雅は水を飛ばしてから、私の手をざらついた舌でなめた


「どうしたの?」


そう聞くと走って行ってしまった
追いかけると、ちょうど清純がソファに座っている


「あ、綺麗になったね」


と、猫を撫でながら微笑んでいる

その光景は.......

END

ー家族みたいだよねー

ーえ?ー

ーハハッー

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