庭球 | ナノ

  ミルクコーヒー


「清っ!」


私はそう呼んだ、南が呼んでいたから


「あれ、今日は南じゃなくて諱ちゃんなんだ、ラッキー☆」


なんでそこまで喜ぶのかよくわからないけれど


「うん、忙しいらしいから代理だけどね」


彼氏が困っていたら助けるのが当然だし
何より......


「最近、清とお話ししてなかったからね」



「そ...だったね」


なんでそんなに苦い表情するの?
私...変な事....言ってないよね?


「うん...あ、呼んでるんだったよね、急がなきゃ....」


まって...
そう思うと手が裾を掴んだ


「え...?」

「清、なんでそんな顔するの?......私...」

「君は悪くないよ、ただ俺が弱いだけ」

「そんな....」


私は...そんな彼の笑った顔が見たいだけなんだ


「清には笑っていて欲しいんだよ...」


南と同じくらい......?
いや.....

END


prev / next

[ back to top ]


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -