ミルクコーヒー
「清っ!」
私はそう呼んだ、南が呼んでいたから
「あれ、今日は南じゃなくて諱ちゃんなんだ、ラッキー☆」
なんでそこまで喜ぶのかよくわからないけれど
「うん、忙しいらしいから代理だけどね」
彼氏が困っていたら助けるのが当然だし
何より......
「最近、清とお話ししてなかったからね」
「そ...だったね」
なんでそんなに苦い表情するの?
私...変な事....言ってないよね?
「うん...あ、呼んでるんだったよね、急がなきゃ....」
まって...
そう思うと手が裾を掴んだ
「え...?」
「清、なんでそんな顔するの?......私...」
「君は悪くないよ、ただ俺が弱いだけ」
「そんな....」
私は...そんな彼の笑った顔が見たいだけなんだ
「清には笑っていて欲しいんだよ...」
南と同じくらい......?
いや.....
END
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