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  仮面


青いなぁ.....
って私らしくない事なんで考えているんだろう


「諱!」


と声が聞こえたかと思うと上には千石先輩の顔がある。


「っ....!!先輩!!」


私は赤面した顔を手で隠して驚いた
その様子を見た先輩は面白そうに苦笑した


「なっ!なんで笑うんですかぁっ!!」


赤みがまだひかない、恥ずかしい
とか色々な考えが頭の中を廻る


「え?だってキミの反応可愛いんだもん!」


と、何故か抱き締める


「なっ///何するんですか!!」


なんて言ってるけど、私は冷静さを取り戻していた
先輩にとっては世界の女子の一人でしかないんだ、というマイナスな思考が頭を過るがそれでもいいと思えてしまう
私は狂っているのだろうか?


「え?...ハグ...かな」


と、声のトーンをおとした先輩の声は、心地よく響く


「先輩.......私は....」


END


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