庭球 | ナノ

  興味心


柳先輩は何を考えているかわからない
これが私の第一印象
だから知ろうとした、君の中身を


「....今日もついてくるのか、冬樹」
「はい!先輩の全てを知るまで絶対一緒です!」


私は知るために君について行くことにした
先輩は構わないで自然に歩き出したから私もついて行く
いつしか兄弟に見えるという噂さえたったほどだった


「今日は何食べようかな...「ラーメンにしよう」...え?」
「とお前は言う」


後ろからふわりと笑って柳先輩が言った


「な、何故わかったんですか!
時を駆ける柳ですか!」
「違う、いつも一緒だとデータなどを取ろうと思わなくても自然に入って来るのでな」


と、横からソバのボタンを押して、食券を買った


「あ〜、蕎麦いいですね、少しだけもらえませんか?」


私はとっても美味しそうで言った
食べる姿も綺麗だな、先輩


「そこまで見られると食べにくいのだが....」
「ふぇ?す、すみません」


最近は会話もできる
だんだん君の事がわかってきて嬉しい

「あ、あの...」


ただ


「ん?なんだ」


一つ、困ったことがあったり


「それは.......」
「ほら、アーンだ」
「見られてるんですが」


この天然?これだ
これのせいでだんだん先生にハマっていく
恥かしさと嬉しさ


「いつものことじゃないか」
「ですよね」


モグモグ.......


「おいしいか」
「は、はい」


もう君への気持は興味から恋に変わっているのかもしれない


END

-恋心?-
-苦い気持ちを知るのはもうすぐ-

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