庭球 | ナノ

  僕のチケット


「ちょっといいか」


柳先輩に呼び止められたのは、昼休みの事だった
私は生徒会の委員だから、その事についてかなと思ったのだが違うようだ


「諱、今日の放課後はあいているか?」


それはまるでデートのお誘いの様で....
いや、デートなのか!?


「あ.....えと....?」


「どうかしたか」





横浜の某パークにて、私達はのんびりしていた
いや、私はドキドキしてばっかりなのだけど


「あの......どうして私を?」


一番の疑問だ


「いや、柳生からチケットを貰ったのでな
どうしようかと思ったところにお前がいた」


ですよね


「そう...ですか」

「あぁ」


柳先輩、私は少し期待してたんですよ?


「他の女子誘えばよかったじゃないですか」


ちょっと怒り気味に言ってみた、捻くれたつもり


「お前しか誘いたくなかった」


「......ふぇ?」


いま......なんて?


「お前しか誘いたくなかったと言っている」

「本当.........ですか?」

「あぁ」

「それは.........告白と受け取っても」

「?、いいにきまっている」

「..........」


今すぐ私は顔が爆発しそうだったんですよ?
柳先輩!

END

-?、何だと思っていたんだー

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